宿泊学習、コロナ禍とその後…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
娘の宿泊学習の写真を注文し、それが届きました。真剣な表情で薪を割る姿やカレー作りをする姿。そして、満面の笑みで友達と肩を組んだり、フォークダンスしたり、カレーを頬張ったりする姿。とても楽しかったことが伝わってくる写真ばかり。何よりも、マスクがない写真の数々に「本当に制限のない宿泊学習ができてよかったなぁ…」と感慨深かったです。
一昨年の宿泊学習は、まだコロナ禍…
一昨年は、担任として宿泊学習に臨みました。その頃は、まだコロナ禍で制限がいっぱい。
・マスクは、必須
・食事は、黙食。
・炊事は、手袋を付けて調理。食べるときは、やはり黙食。
・キャンプファイヤーでは、ソーシャルディスタンス確保。フォークダンスで手を繋ぐのはなし。
・風呂ではマスクをしていないから黙浴。
・バスレクも、大きな声で歌ったり、盛り上がるのはなし。
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せっかくの宿泊学習なのに、思い切り盛り上がらせてあげることができなかった…。楽しませてあげることができなかった…。担任の仕事といえば、子どもたちにブレーキをかけることばかり…。卒業アルバムで写真を見返した時に、マスク姿ばかりの写真を見て、かわいそうでかわいそうで。そんな想いがあったので、自分の娘が制限のない宿泊学習ができて本当に良かったなぁと思います。
コロナによって失われた経験数々…
そんな娘も、幼稚園の年長の最後の3ヶ月ほどはコロナによる臨時休園。そして、入学直後にまた臨時休校。そこから、「小学校生活初めての〇〇」を制限のある状態で経験してきました。ここで失われた経験、抜けてしまった部分の影響は計り知れません。
今年の2年生は、どこの学校も大変!?
昔、年度末の人事の時には2年生が大人気!特に「1年生からの持ち上がりは天国!」とよく言われていました。でも、最近は様子が一変しました。とにかく低学年が大変なんです。
そして、その中でも、今年は2年生が大変!私の勤務校だけかと思ったのですが、そうではない様子。知り合いに聞いてみると、あらゆる学校で「2年生が大変だ!」という状況にあるようです。
「今の2年生は、幼稚園・保育園の3年間全てをコロナ禍の制限の中で過ごしてきたから、その影響なのかも…。」
そんな声が聞かれます。
コロナの影響はどれほどのものか…?
正直に言って、コロナによる制限が、子どもたちにどのような影響があるのかはわかりません。数値で測れるものではないし…。でも、各年代でしておくべき経験ができなかった影響のしわ寄せはどこかに出るはず…。もしかしたら、今起こっているクラスでのトラブルや問題は、経験不足によるものかもしれないですね。そう考えると、できていないことを責めるより、どうするべきかを一緒に考えながら、1つずつ学び直しをしていかないといけないのかもしれないですね。
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