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知ると世界が違って見える!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、子どもたちと食品サンプル作り体験に行ってきました。食品サンプルとは、よくレストランの前にあるおいしそうな見本のことです。

今回挑戦したのは、レタスと天ぷら作り。まずレタス。温めた透明なろうをぬるま湯の上に広げていきます。その周りに、黄緑色のろうを広げていきます。揺らしながら水の中をくぐらせていくと、おお!もうレタスの葉っぱができあがり。周りをちぎって丸め、それを中心にして大きなレタスの葉を巻いていくと…。本物そっくりのレタスの完成です。

次は天ぷら。また、ろうを使用します。ろうを、高い所からぬるま湯に落としていくと、なんと揚げ物の衣みたいに凹凸のある状態で固まっていきます。それをエビやピーマン、かぼちゃの模型に巻き付けていくと…。天ぷらの完成です。

短い時間でしたが、子どもたちはとても楽しく体験できたようです。

その後、大型ショッピングセンターへ!

帰りがけ、用事があって大型ショッピングセンターに寄りました。たまたまレストラン街を歩いてみると、食品サンプルがずらり。子どもたちと、その食品サンプルを見ながら、「さすが、プロだね~!エビの天ぷらの衣のできがちがうなー。」「こっちのかぼちゃの天ぷら、すごく衣が薄い!こうやって作ればよかったなぁ。」「体験する場所で、これに似たステーキのサンプルが2万円くらいしていたよね。ということは、これだけサンプルを揃えるだけで、すごいお金がかかっているんだね。」そんな会話をしました。

普段だったら、「おいしそうだねー。」で通り過ぎるレストラン街。今回、サンプル作りを体験したからこそ、今までだったら気にも留めないような食品サンプルに目がいき、普段とは違う視点で物事を捉えることができたんです。

知ること、経験することで新しい世界が見えてくる!

例えば、花もそうですよね。ただなんとなく花が咲いているのを見て、「ああ、きれいだなぁ。」と思うのと、「コスモスかぁ。きれいだなぁ。もう秋なんだなぁ。そういえば、最近、気付かないうちに秋の食べ物も増えてきたなぁ。あ!そろそろあそこの店で秋限定のモンブランを発売する時期だ!」と知識と経験をもとに広がっていくのでは、豊かさが違いますよね。

学校で学習することも同じなのかなと思っています。「この学習って、なんか意味あるのかな?学校を卒業して社会に出た時に絶対使わないよね?」と思うことってありますよね。でも、新しい知識や経験をすることで、同じものを見ても見え方が違う。感じ方の広がりが違う。深さが違う。豊かさが違う。それが、「なんのために勉強するの?」の1つの答えなのかなぁと思っています。

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