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君は本当のハンカチの使い方を知らない

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、映画『マイ・インターン』を観ました。『マイ・インターン』はロバート・デ・ニーロ演じる70才の男性のベンが、ファッションサイトを運営する会社のインターンになる物語。いろんな年齢層の考え方を取り入れるために70才の男性をインターンにする…。面白い設定ですよね。若者ばかりの社風、そしてやり手の女性社長…。この中で徐々に信頼を得て、そして年齢や性別の壁を越えて友情を築いていく様がすごく良かったんですよね。

「君は本当のハンカチの使い方を知らない!」

映画の中で、ベンが若者に言った言葉です。皆さんは、ベンが意図する本当のハンカチの使い方、分かりますか?







ハンカチは自分のために持つものじゃない。女性が涙した時に差し出すためのもの。

しびれた〜。

圧倒的な視野の広さと相手意識

ハンカチの例でもわかるように、ベンは常に視野を広くもち、「自分だけがよければいい」ではなく、「相手はどんな想いか?」「どうしたらみんながハッピーな状態になるのか?」という圧倒的な相手意識をもっていました。

自信を失いかけている社長を支え、励ます言葉かけをする

頑張っているのに社長に認められないアシスタントについて、その生かし方をさりげなく進言する

常に人のいい面を見つけて、頑張りを認め、前向きになれる言葉を、かけていくんですよね。

みんながやるべきと気付いてもやらないことをさらっとやり、それをひけらかさない

そして、ここぞというと時には、本音で相手のために「違うものは違う」と伝える。

年齢と経験を重ねるからこそできることがある

自分のことを考えると、年齢と経験を重ねて少しずつ視野が広がってきたなぁと思います。

まずは、自分のことで精一杯…
初任から数年は、自分のクラスのことで精一杯でしたね。

そこから、徐々に学年へ。
徐々に自分の学級経営に自信がもてるようになってくると、少し視野が広まって学年が見れるようになっていきます。でも、まだ学年をよくするために自分はどう動けばいいか…という視点ですね。そして、後輩ができて、そういう人たちへも目がいくようになっていきますよね。

さらに学校へ。
この頃には校務分掌で、全校を動かすような役割を担うことになります。視野も「学校として」まで広がっていきますね。そうすると、全校の先生方との関わりが必要になってきます。

子どもだけでなく先生方をサポート。
学年主任を担うようになり、学年の子たちだけでなく、先生方へのサポートも必要になってきます。

こうやって少しずつ視野を広げ、自分のことだけでなく、周りのサポートにも目を向けられるようになってきたのですが、ベンの域に達するのはまだまだです。

かっこいい年齢の重ね方をしたい!

ロバート・デ・ニーロ演じるベンは、人としてはもちろん、ファッションとしてもクラッシックなかっこよさがあったんですよね。1つ1つにこだわりがあって、ビンテージとしての品格がある。

自分のためでなく、相手のことを想ってハンカチをもてるくらいの相手意識をもてるようになりたい…
。そして、年齢と経験を重ねたからこその品格を兼ね備えている人になりたい…。そんなことを思わせてくれる作品でした。







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