【世界一役立つ論語の本④】 読書記録
今回は「会社・仕事」ですぐ使える論語の言葉についてまとめていきます。
人生の時間の中で多くの時間を占めているのが仕事だと思います。どんな意識をしていけば人格が形成されるのか、やりがいにもつながってくると思いますので是非見てください!
①伝える力を伸ばす方法
《巧言令色、鮮なし仁》
:口先だけで「型通り」の話し方をして近づいてくる人の本心は、利己的で
自分の利しか考えていない
=人から気に入られそうな風貌で調子の良いことばかり、甘い言葉で
近づいてくる人には警戒する必要がある
→誰にもわかる音葉で、物事を詳しく説明する力をつけよう
②実行力を高める方法
《先ず其の言を行い、しかしてのちにこれに従う》
:先ずは行動する事が大事。行動を起こしてから、どうしてその行動を
したのかを説明しよう
=言う前に先ずは実行せよ
→「選択して行動を起こす」と言う自立した考えが必要である
③他人に流されない方法
《君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず》
:立派な人は信念を持って人間関係を築く事ができるが、凡人は他の人の
意見に流されてしまうため、良い人間関係を築く事ができない
=自分の信念を持っている立派な人は、誰とでも仲良くする事ができますが
人はそれぞれ異なった考え方を持っていることも理解している。
そのため無理に人の意見に合わせようとしない
→立派な人は常にぶれない視点や態度を持って、自分の判断で物事を進めていく
④敵を無駄に作らない方法
《利に放りて行えば、怨み多し》
:利益ばかり追い求めると、人から怨まれることになる
=自分の得る「利益」の裏には「鬱屈して残念だと思う人」がいないか
どうかよく考えてみなさい
「礼」は人と協調していくことである
→人との調和を第一に考えて行動すれば、決して「怨」が生まれてくる
ことはなく代わりに「学びへの楽しみ」が生まれてくるのもである
⑤有能な部下になる方法
《欺くこと勿れ、而してこれを犯せ》
:人生において大切な事が二つある。一つは人を決して欺かない事。
もう一つは目の上の人であっても過ちは指摘してあげる事である
⑥有能な上司になる方法
《其の身正しければ、令せずして行われる。其の身正しからざれば、
令すと雖も従われず》
;上司は間違った時に反省し、信念に従ってまっすぐな生き方を
しなければならない。部下は上司を見ている。部下を見れば上司の
姿は想像できる
=教えを与える立場の人は、人から後ろ指を指されない人格者にならな
ければいけない
→上の立場に立つ人たちが、努力している姿を見れば、「自分には何が
できるのだろうか」「自分がやるべきことは何か」と考えて、命令を
受けないでも自発的に行動する人も出てくる
⑦人をやる気にさせる方法
《君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草、之に風をくわうれば必ずふす》
:上に立つものは、部下が働きやすい環境を整えなければならない。
良い環境では社員は上司の言葉を素直に受け入れ、やがて組織は成長する
=リーダーの考え方次第で部下の考え方が変わる
上司は部下が気持ちよく働ける環境を作る力がある
→君主自ら規範となる行動を示せば民は理解し、君主に従うものである
⑧リーダーの器になる方法
《上にいて寛ならず、礼を為して敬せず》
:人の上に立つ人は、部下の気持ちを理解し寛大な心の持ち主でなければ
ならない。形式ばかりに囚われている人にもなってはいけない
=部下に対してどのような態度で接しているかによって、上に立つものの器
度量がわかるものである
→「心を込めて接しているか」「心を込めて物事に対処しようとして
いるか」を考える
まずは有能な部下になると言うのが私の目標です。ただ実際上司に過ちを指摘するというのは難しいですよね。屈せず自分の正義感を伝えられるようにまずは信頼関係を深めていきたいと思いました。