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雑草刈り
店の雑草刈りは店にもよるが、大変な作業の1つである。店によっては土がなく、雑草が全然生えない店もあるし、大したことのない店も多い。そういう店の場合は結構楽なのだが、でかい店で草木が生える場所が多いと厄介だ。刈払機で雑草を刈っていかねばならない。これで除草剤でも使えればいいのだけれど、川が近いとか、畑、田圃が近いとかペットの散歩コースとかであると、つい気を遣ってしまい、除草剤は使わんでおこう、となる。
山口県下関市の、ある大きな店を任された時は大変だった。何日かかっただろうか。1日集中してすることはできないので、1日すこしづつ刈っていくわけなのだが、いい加減飽きてくる。何も僕がする必要はなくて誰かに指示すればいいのではあるが、気が小さいのか、こういう作業は本来の販売に関する作業ではないので、人に頼めない性分なのである。
門司店の場合は店はそんなに大きくないのに、躑躅を植えていたので、結構雑草が伸びていた。それだけではなく雑木、ナントカネズミモドキとかいう木が生えていたので、チェーンソーで切るつもりでいた。
まずは刈払機で躑躅をよけながら切っていく。後で知ったのだが、躑躅は結構たくましいので、除草剤を使っても大丈夫だったのだ。馬鹿なことをした。
一通り草を刈ると、いよいよ木の番である。チェーンソーに混合ガソリンを入れて一気に切り倒さず、枝から落としていった。すると突然足長バチが数匹襲ってきた。どうやら巣があったようだ。気が付かなかった。
こうなるとトムとジェリー状態である。僕は数か所刺されて、そのまま薬局に走って直行した。門司店は町中にあるので、道路隔てた先に薬局があった。僕はそこで薬をもらい、もうしばらく木には近づけなかった。奴らが警戒してブンブン飛びまくっていた。
最終的には殺虫剤を使い奴らを殺戮し木を伐採することに成功はしたのだが、それにしても痛かった。それ以降蜂に刺されることはなかった。
雑草刈りには十分ご注意を。