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息子とジムに

 ダイエット中の息子と市が運営するスポーツジムに行くことになった。きつかったので、最近行っていなかったが、59.5㎏になり、体脂肪率も19%になったので、流石にここで止めておかなければならない。そうでなければなし崩しにデブ一直線になってしまう。今がダイエットの時だ。
 2人とも障碍者手帳を持っているので、タダで2時間トレーニングできる。
 ところが当日、腰痛がひどくなり、ちょっと行くのに厳しい状況となった。「1人で行くから、安静にしとき」といわれて、結局僕はリタイヤすることになった。
 それにしても病気で、知らない人には声を掛けられなかった息子から、一人でいってくるといわれて、僕は少なからず感動した。以前は電話さえ取ることができず、親戚でさえ会うのを躊躇っていたのに。
 やっと仕事もできるようになり、こうして一人で知らないジムにまで行くことができるようになるなんて、大きな進歩である。この分なら寛解も近いかもしれない。
 息子がジムから帰ってきた。何事もなかったようだ。安心した。 
 それにしても僕の方はすぐ腰をやられたりするので、なかなかトレーニングは進まない。厄介なことだ。

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