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蹴球論

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愛するサッカーについて語ります。
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記事一覧

#1002 蹴球論88|2010年 南アフリカW杯③ 日本vsデンマーク ~真夜中の「本田△」~

1つ前の記事でオランダ戦のレポートを書きましたが、その勢いで前回に引き続き、2010年南アフリカワールドカップを紹介します。 本日はグループリーグ最終戦、決勝トーナメント進出を賭けたデンマーク戦の紹介ですね。 デンマーク代表とは?ドイツ、フランス、イタリアなどと言った、ヨーロッパにおける強豪国の第一グループで出てくるチームではありませんが、それでも明らかに日本より格上の相手です。 特に強かったのが90年代で、92年には欧州選手権優勝と、98年にはW杯ベスト8とかなりイケて

#1001 蹴球論87|2010年 南アフリカW杯② 日本vsオランダ ~最強の相手との闘い~

前回に引き続き、2010年南アフリカワールドカップを紹介します。 前回はグループE初戦、日本vsカメルーンを紹介しました。 そして本日紹介するのはグループリーグ第2戦、日本vsオランダを紹介しましょう。 オランダ代表とは?僕は初めてワールドカップを見た1994年ワールドカップからオランダ代表を応援しておりますが、一番強かったのは1998年とか2000年ユーロの時ですかね?ベルカンプがいて、ダーヴィッツ、クライファート、デ・ブール兄弟、シードルフ、ファン・デル・サール、オフ

#993 蹴球論86|2010年 南アフリカW杯① 日本vsカメルーン ~本当の意味でのW杯初勝利~

そんな感じで前回のメンバー発表に引き続き、今回から短期集中連載ということで、5回くらいに分けて南アフリカワールドカップを振り返りたいと思います。 南アフリカワールドカップ 開幕!これまでのワールドカップ19回開催の歴史で初のアフリカ大陸で開催となった2010年ワールドカップ! このブブゼラを聞けば、あの大会思い出す方も多いのではないでしょうか? とにかくこのブブゼラ、クソうるさかったですね笑 初出場はスロバキアのみと各大陸予選では徳に波乱もなく、順当に強豪国が本大会に進出

#986 蹴球論85|2010年 南アフリカW杯日本代表 メンバー発表 ~ドイツの反省を活かして~

本日より、2010年の南アフリカワールドカップを振り返っていきたいと思います。 思い起こせば2006年、黄金時代の集大成と言われた本大会は、指揮官のあまりにも無為無策の采配により、のカイザースラウテルンの悲劇、Q.B.K.(急にボールが来たから)、ドルトムントの屈辱と…日本のサッカー史に残る苦い結果に終わってしまいました。 4年かけて日本サッカー界が学んだ教訓は「選手がどれだけよくても、監督がダメだったらチームはダメになる」というという事でしたね。 そこから4年! 反省を

#967 蹴球論84|2024年 全国高校サッカー選手権

冬の風物詩、高校サッカー選手権が本日閉幕しました。 決勝はPKまでもつれ込む一進一退の激戦で、両チーム10人目までもつれ込んだPK戦を制し、今大会の覇者となったのは群馬代表・前橋育英! 7年ぶり2回目の優勝、おめでとうございます! そんな感じで昨年に引き続き、高校サッカー選手権を総括しましょう。 今年は冬休みが長く、大抵子供とドライブに行っていたので、結構車の中で試合を見ましたね。 第103回 全国高校サッカー選手権大会とは今回の大会イメージキャラクターは上田綺世でした

#948 蹴球論83|2010年 南アフリカW杯最終予選 ~第2次 岡田JAPANの激闘~

最近は2026年のワールドカップ予選や、今年のJリーグなどの記録が中心となり、過去のサッカーを遡って紹介するコーナーが暫く滞っておりましたが、久しぶりに2008~2009年にかけての日本サッカーを紹介しましょう。 A代表でいうと、2007年のアジアカップ振りの紹介となります。 オシム→岡田監督へアジアカップ3連覇は逃したものの、まだまだオシムJAPANは始まったばかりなので、このチームを熟成させて、2010年に向けてどのようなチームを作ってくれるのか?期待に胸膨らませてお

#932 蹴球論82|2024年Jリーグを振り返る

そんな感じで前回に続けての蹴球論のご紹介となりますが、本日のJリーグアウォーズをもって2024年のJリーグの全日程が終了しました。 今年のJは思い出に残る1年でしたね・・・ それでは早速ですが、ベスト10形式で振り返ってきたいと思います。 2024年Jリーグを総括する10位 アンデルソン・ロペス 2年連続得点王 24ゴールで2年連続得点王と、圧倒的エースですね。 マリノスは9位という順位で、彼らにしてみれば納得のいかないシーズンだったと思いますが、そんな中で獅子奮迅の

#931 蹴球論81|北海道コンサドーレ札幌 2024年後半戦を振り返る

北海道コンサドーレ札幌、2016年以来「9年ぶり」の降格! 非常に悲しい結果ではありますが、受け入れるしかないです。 むしろ前半戦が終わってブッチギリで最下位だった状態から、残り2節の時点まで可能性を見せてくれて、後半戦は大分がんばってくれましたね。 2024年Jリーグ コンサドーレ戦績赤黒軍団の、後半戦(25節以降)を振り返ってみましょう。 第25節 ● 2-3|横浜Fマリノス(A) 相手はマリノス。致し方ありません。 第26節 △ 2-2|アビスパ福岡(H) 2

#922 蹴球論80|2008年北京オリンピック ~屈辱の3戦0勝3敗~

コンサドーレがJ2降格・・・ この悲劇についても振り返らなければなりませんが、本日は2008年の北京オリンピックを振り返りましょう。 前回のアテネは同グループに大会2位のパラグアイ、3位のイタリアがおり、善戦するも予選リーグで敗退と言う悔しい結果に終わりました。 そして、リベンジを果たしたい北京オリンピック日本代表です。 アジア予選ではブッチギリの強さで、問題なくアトランタ、シドニー、アテネに続く4大会連続の切符をGET。 個人的に印象に残っているのは本田さんのエグいフリ

#906 蹴球論79|2024年 北中米W杯アジア最終予選 第6節 日本vs中国

図らずして、ワールドカップ2026北中米のアジア最終予選の全試合のレポートを書くのがノルマになってしまったので、本日は後半戦の第1試合である中国戦についてレビューを書きましょう。 年内最後のアウェー2連戦、初戦のインドネシア戦は快勝に終わりました。 そして今回の中国戦ですが、前回はホームで7-0で圧勝しています。 しかし、中国は最近の2試合で連勝しており、更に前節も雪辱に燃えているでしょうし、そして何といっても今試合はアウェーです。 20年前のアジアカップを彷彿とさせます

#901 蹴球論78|2024年 北中米W杯アジア最終予選 第5節 日本vsインドネシア

昨日、ワールドカップ2026北中米のアジア最終予選の第5節が行われ、日本は格下と言ってしまってよいインドネシア相手に4-0で快勝! 連勝記録は前節で止まってしまったんですが、またしっかりクリーンシートで勝つことができましたね。 マッチレポートスターティングイレブン 布陣は変わらず3-6-1で、前回のオーストラリア戦から4名が変更となりました。 故障の谷口に代わって橋岡、上田に代わって小川が入りました。 そして体調不良でオーストラリア戦を欠場した頼れるキャプテン遠藤が戻っ

#878 蹴球論77|2007年ワールドユース 〜調子乗り世代の躍進〜

本日は2007年にカナダで開催された20歳以下のワールドカップ「ワールドユース」に関して紹介します。 ちなみに現在はワールドユースという名称は使わず、U-20 ワールドカップが正式名称ですが、妻がイオンを未だに「ジャスコ」と呼ぶように、習慣はなかなか変えられないということで・・・笑 前回は1985-1986生まれが対象となるメンバーで参加し、 まさかのグループリーグ2分1敗で通過し、決勝トーナメント初戦で敗れて、1勝もできずにベスト16という不名誉な結果で終わっております。

#856 蹴球論76|2024年 北中米W杯アジア最終予選 第4節 日本vsオーストラリア

昨日の埼スタで行われた代表選、 久しぶりに前半のキックオフから試合終了まで全部見ましたね! サッカーの試合全部見るの相当久しぶりでしたが・・・ やっぱ見なきゃダメですね笑 そんな感じでいつもより濃い内容でお届けしましょう。 マッチレポートスターティングイレブン スタメンは前節のサウジ戦と2人交代がありました。 主将であり精神的支柱の遠藤が体調不良で、代わりに田中碧が入り、 鎌田のポジションには初戦の中国戦ぶりに久保君が入りました。 そんな感じで相手は因縁のオーストラリア

#847 蹴球論75|2024年 北中米W杯アジア最終予選 第3節 日本vsサウジアラビア

本日10月11日未明に行われた2024年 北中米W杯アジア最終予選第3節、最大の鬼門と呼ばれていたアウェイのサウジアラビア戦が行われましたが、完勝! もう3戦目にして、ほぼW杯出場を手中に収めたと言っても過言ではないでしょうし、もしこれで出場できなかったらJFA全員クビになるでしょう笑 やはり改めてですが、底上げ・積み上げの為に、A代表と言えどサッカースタイルは継続するべきで、4年単位でリセットするべきじゃないんですね。僕らは20年かけてそれを学ぶことができました。 そん