自分哲学
哲学の本とか読むの、そんなに得意じゃないんだけど、
なんかこの本ちょっと異色?でおもしろい。
勉強の哲学 来るべきバカのために 千葉雅也 (文藝春秋)
買ったのは結構前で、途中までしか読んでないけど、付箋つけたところ引用↓
むしろ、真に勉強を深めるために、変な言い方ですが、勉強のマイナス面を説明することになるでしょう。
逆に、「深く」勉強することは、流れの中で立ち止まることであり、それは言ってみれば、「ノリが悪くなる」ことなのです。
私たちは、基本的に、周りのノリに合わせて生きている。会社や学校のノリ、地元の友人のノリ、家族のノリ・・・・そうした「環境」のノリにチューニングし、そこで「浮かない」ようにしている。
なんとなく、深く考えずに生きている状態では、その強制性を意識できていないかもしれません。
国語辞典に載っているのは、言葉の「本当の意味」ではありません。載っているのは、代表的な用法です。辞典とは、人々が言葉をどう使ってきたかの「歴史書」なのです。
ナンセンスを考えることは、普通の言語行為を把握するために欠かせないことなのです。
↑ここまで引用
Lauryn Hill も Tell me your philosophy と歌っていました。
私は音楽もダンスも好きでもパリピにはなれませんでした。
どの思想がいいとか悪いとかではなく、自分大学でも自分教でも言い方は何でもいいけど、自分の中に自分の哲学を持つことが生きるのに必須。
(それは哲学書みたいに固定の言葉にならなくていいし、揺らぎながら創られていくものなのかもしれない)
以前就職活動をしていた大学生の中で一人だけ、どこにも受からなかったという子が居たんだけど、その子がこの本を買ったのを知って、みんなよりおもしろい道を行くんじゃない?と感じた。