シュトゥットガルトと出会った夏 ピースウイング広島へ【サンフレッチェ広島vsVfBシュトゥットガルト観戦記】
2023-24シーズン、ドイツ・ブンデスリーガで2位に輝いたVfBシュトゥットガルトが、京都サンガ、サンフレッチェ広島との親善試合のために日本に降り立ちました。
訪日後のスケジュールが公式SNSで投稿されていて、ちょうど在住の大阪でのイベントもあるということで向かってみると、なんととても温かくファンサービスをしていただけました、、、!こんなに皆さんしてくださるとは。もともと京都サンガの試合の日は別の予定が入っていたので京都では観戦ならずだったのですが、もうこれだけしてくれたら広島まで行って生で試合を見たい、、、!と思い、チケットを確保し広島へ行く段取りをつけました。
さらに、今年竣工したエディオンピースウイング広島での観戦という楽しみな要素も!今回はそんな観戦記をお届けします。
大阪⇒広島への道中 尾道で途中下車
8月1日(木)、朝から新幹線に乗り込む広島へ向かいます。
ただ、せっかく広島に行くのならと思い、福山で降りて在来線に乗り換え、尾道に立ち寄ってみました。
尾道といえばやはり尾道ラーメン。GoogleMapで検索してみたところ、様々なラーメン店が点在していて、さらにどこも評価がやたら高い。これは悩みどころでしたが、駅から比較的近くて、美味しそうだった「尾道ラーメン 麺屋 響」さんへ
お味はサッカーに例えるならこんな感じでした笑
その後は尾道の町を散策。石畳の小道がまっすぐ山へ続くその先に、木造家屋が立ち並び、どこか懐かしさを感じさせる風景が広がっています。坂の上から見下ろすと、瀬戸内海が青く輝き、点在する島々が夏の日差しに照らされていました。この町はまるで、時間がゆっくりと流れているかのようです。蝉の声が響き渡る中、軒先に吊るされた風鈴が優しい音を奏で、夏の訪れを感じさせます。どこかノスタルジックで懐かしく、昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
暑い日差しの中で汗ばみながらも、ふと立ち止まって感じる風の涼しさが心地よく、故郷ではないけれど、ノスタルジックで帰ってきたくなるようなそんな町でした。まるで昔見た映画のワンシーンのような、そんな懐かしさと温かさが、この坂の町には満ち溢れています。
尾道⇒広島へ到着 会場入りの前に
尾道駅からバスで新尾道駅へ向かい、新幹線で広島駅へ向かいました。
広島駅に着くと、とても多くのカープファンの方々が行き交っていました。それもそう、この日はズムスタで広島カープvs横浜DeNAベイスターズの試合もある日。なんだか広島ならではの光景を味わえて嬉しかったです。
さすがに尾道で汗をかいて少し疲れたので、駅から少し遠いですが、市電で「宇品天然温泉 ほの湯」さんへ。汗かいたあとの温泉はいいですね、、、!
そしてスタジアムに向かう前に、せっかく広島に来たので腹ごしらえも兼ねて八丁堀のお好み村へ。ビルの中3フロアにたくさんお好み焼き屋さんが軒を連ねていて、空いているところに入りやすかったです。眼の前で焼いてくれるライブ感がいいですよね。
さあ、広島を堪能し、いよいよエディオンピースウイング広島へ向かいます。中心地から歩いて向かいますが、歩いて行けるというのがそもそもすごいですよね。それだけ中心地にスタジアムがあるとは。そして増えてくるパープルのユニフォームのサポーターの皆さん。広島といえばカープかもしれませんが、一方で、サッカー文化の根付いた強さも感じさせられました。
エディオンピースウイング広島へ
そしてゲートをくぐり中に入ったときの感想はこれにつきます。本当に、広島県民の方、うらやましい、、、!!
シートからの光景・キックオフ
今回はせっかくなので奮発してプレイヤーズアイシートを購入しました。それも前から三列目を確保でき、近いのなんの。この距離でサッカー観戦をしたことがなかったので、臨場感が素晴らしかったです。
得点シーンをいくつか
動画にとっていた得点シーンをいくつか掲載します。こういうシートからの動画ってその時の臨場感を思い返せますし、この角度からのシーンというのは、自分だけのもののようでなんだか撮れると嬉しいですよね。
62分、オメル・ベヤズによる2点目
後半アディショナルタイム Moussa Cisseによる5点目
試合を通しての印象
試合はサンフレッチェ広島2-5VfBシュトゥットガルトという結果に終わり、シュトゥットガルトがその力を存分に発揮し、若手にとってもアピールの場になったと言えるでしょう。一方で、サンフレッチェ広島も随所に良さがありましたし、1点目の中島 洋太朗の得点はとても綺麗な崩しで、現地で思わず声がでるほどでした。なんと現在18歳、きっと将来、日本を背負うような選手になることを期待しています。
シュトゥットガルトは、個々の身体能力というのはもちろん、狭いところでのパスワークなどのチームとしてのクオリティ、力を一気に入れるところのコントロールなど、さすがブンデスリーガの実力者という印象でした。またピッチレベルで見ていると、ここからここはパスのラインが相手に潰されていて、じゃあ味方はどう動いて、どこにパスを出すのかというオフザボールの動きも見れてとても勉強になりました。
ありがとうVfBシュトゥットガルト、ありがとうサンフレッチェ広島
正直なところちょっとした興味本位でイベントに立ち寄り、ファンサービスをしてくれて、そこから心を惹かれ駆けつけた親善試合。親善試合を通じて見せてくれた素晴らしいプレーの数々。異国の地での暑い中、大阪、京都、広島といった文化を堪能しながら、試合にあたっては真摯にプレーする選手たちの姿に一層心を奪われました。
また、サンフレッチェ広島の選手たちが見せてくれた素晴らしいプレーは、深く刻まれました。そして、素晴らしいスタジアムで一体感あふれる雰囲気を創り出してくれたサポーターの皆さんにも感動しました。
そんな嬉しい気持ちで大阪へ帰ろうと、広島駅から最終列車に乗ろうとホームに向かったところ、なんとシュトゥットガルトの御一行が、、、まさかの同じ列車という最後の最後にまた嬉しい出来事がありました笑 一泊せずにそのまま大阪とはなかなかの弾丸ですね。
これまで海外サッカーと言えばプレミアリーグが中心でしたが、今季からはブンデスリーガも注目していきたいと思います。生で見た選手たちが本国で活躍する姿を目にするのは、格別の喜びとなるでしょう。今回来日したメンバーのさらなる躍進にも大いに期待しています。そんなシュトゥットガルトとの出会いを果たした、この特別な夏は忘れられない思い出となりました。
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