Borderless Kidsをはじめたきっかけ
はじめまして。
こちらではInstagramやHPで書ききれない想いや商品開発のエピソードなどを綴っていきたいと思います。
まずは改めて自己紹介から。
特別支援学校に通う7歳のあーちゃん(中度知的障がい/自閉症スペクトラム/長男)と5歳のまるちゃん(今のところ定型発達/次男)の育児真っ只中のいろんな変化が著しい40代の母です。
Borderless Kidsは名前の通り、障がいの有無の境界を越えて、これからの未来を担う子どもたちが多様性をお互いに受け容れ、ひとりひとりの可能性を活かして強く生きてほしい!という想いで立ち上げました。
立ち上げる前の頃(2017~2019年頃)のあーちゃんは今、振り返ってみてもなかなか大変な時期でした。(3~5歳頃)
一般的に発達の大きな波を迎える頃だと思うのですが、とにかく癇癪やパニックが頻発。今、思うと保育園という社会の中で他者との関わりに大きな不安と多少のストレスもあったと思います。
しかし当時は「何でこんな些細なことでパニック起こすの?!」と私自身のストレスも相当なものでした。
週2日通った療育施設の責任者の先生には小さなことから大きなことまで、本当によく相談に乗って頂いてました。
その度、あーちゃんの傾向性を鑑みた上で親身にアドバイスをして下さり、私自身の抱えてたストレスがあっという間にクリアになることが度々ありました。
ある時期、指を常に口に入れて噛んだり頬の内側を刺激している状況が続き、保育園の先生から「衛星的にも病気を貰っちゃったりするので何か解決策を」と相談され、すかさず療育の先生に相談。
すると、大人数のお友達の中でまだ顔も識別できてないあーちゃんは耳から入ってくる賑やかな声に恐怖や不安感があるのかも知れないということが見えてきました。
指を口に入れるのは気持ちを落ち着かせたいから。
それは本人もこの苦手な状況を乗り越えたい気持ちの表れでもあるということ。
そこで提案されたのは噛んでも良いものを提示してあげてはどうかと、あーちゃんに気持ちにも寄り添ったアドバイスをして下さいました。
アメリカにはこのような発達障がいの子どもや、脳の病気で顔面麻痺をした患者さんが噛めるリハビリに使用できる安全性の高いシリコンチューブが販売されており、日本だと現地の価格の倍以上の価格で販売されてます。
その頃は、藁にもすがる思いで高値のチューブを購入し、指からチューブに移行することができて、その後しばらく愛用していました。
その頃から発達障がいの子どもに向けたカラフルで可愛いおもちゃやグッズをアメリカの専門サイトなどでチェックしては胸を躍らせて眺めてました。
そのサイトに書いてある内容も「障がい」という重たい雰囲気ではなく、本人たちの困り感や欲している感覚を補うためのアイテムとして紹介されていて、国によって捉え方が違うことも知るきっかけになりました。
そしてあーちゃんの成長と共に、必要とするアイテムを探す中でムクムクと「こういうソックスがあったら履いたときも可愛いのにな」とか「体が硬いあーちゃんがお着替えの練習をするのに、もう少しゆったりした身幅のトップスがあったら着易いのにな」など妄想が膨らんでいくのでした。
長くなりそうなので分けます!
ではまた!
主にオンラインストアと時々POP UPイベントに出店しています。
https://borderless-kids.com/
スペシャルニーズを持つ子どもに向けたオリジナル商品やオンラインストアや数ヶ月毎に開催しているPOP UPイベントで販売しています。