大きな頭の人
こんにちは。ぼーんぐんです。
私は若い頃「特徴的な大きな頭の持ち主」3名に疑問を持っていました。
髪の中はどうなってるのかと。
その3名とは、黒柳徹子さん、末成由美さん、そして塩沢トキさんです。
みなさんもこのお3人を覚えているでしょうか。
黒柳徹子さんの疑問はすぐとけました。
大きな頭には子供たちに配る飴ちゃんが沢山入っているから大きいのだとテレビで聞いたからです。
確かに黒柳さんは、国内外の子供たちへ様々な活動をされていますからね。
納得です。
では末成さんはと疑問になります。
末成由美さんは関西人なら説明は要りませんが「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~」のギャグでお馴染みの吉本新喜劇の団員です。
彼女は以前「千と千尋の神隠し」に出ていた湯婆婆のような髪型だったんです。
彼女の場合は目立つこと。
彼女が売り出したころの女性劇団員は、ギャグを言うことが珍しかったんです。そんな中、とにかく目立つことで自分を売り込んだんでしょう。
頭の大きさには彼女の「売れてやる」といった決意と「夢」が詰まっていたんですね。
そして塩沢トキさん。
彼女のトレードマークのメガネやサングラス、髪型は忘れません。
このビジュアルに加え、上品な言葉遣いで下ネタを連発するキャラクターで人気者でした。
「ライオンのいただきます」などのバラエティ番組にはたびたび出演されていて、その都度大きくなっていく頭に興味がありました。
実は髪の中は発泡スチロール製。特注品のカツラだったようです。
彼女の場合は大きな髪の中には視聴者への「サービス精神が目いっぱい」詰まってたんです。
素敵な人でした。
そして海外に目をやりますと、海外でも気になる頭の人がいるんです。
それはイギリスの近衛兵の帽子。
いま、エリザベス女王の国葬の様子がテレビで繰り返し放送されています。
女王の棺を中心とした葬儀の列は、沿道を埋め尽くす参列者に別れを告げるようにゆっくりと行進します。
ハリーポッターの世界観そのままの教会には、昔ながらの衣装を身にまとう人たちを大勢見かけます。
中でもイギリスらしさを感じるのは近衛兵ですね。そしてその近衛兵の帽子が気になるんです。
みなさんの中にも「イギリスの近衛兵の黒い帽子は何であんなに大きいの」と疑問を持った方がおられるのではないでしょうか。
そこで私は今回調べてみました。
この帽子は「ベアスキン」と呼ばれ、その名の通り、熊の毛皮でできているようです。
ではなぜそんなに大きいのか。
19世紀の頃の戦争では敵を前にして隠れるのではなく、如何に自軍を敵軍より大きく見せるかが重要だったようです。
背が高いベアスキンを歩兵に着用させることで、兵に威厳を与え大きく見せることで敵軍には威圧感を与えていたとされているんです。
なるほど。とても単純な動物的な発想だったんですね。
疑問は解消です。
帽子の高さは約45㎝、重さは約660gと見た目よりは重くないようですが、それでもずっと被るとなると負担です。
そんな昔から続く御伽噺のなかの兵隊さんのような近衛兵に警護されて、エリザベス女王は永遠の眠りにつくのですね。
お疲れ様でした。
そして次の世界ではゆっくりなさってくださいね。