音楽遍歴を振り返る【前編】
音楽好きを自称しているが、あまり好きなものは増えず趣味の範囲は広まらない。少なくとも自分ではそう思っている。多感で吸収力の強い10代のころを受動的かつ消極的な姿勢で過ごしたためではないかと思っている。20歳を超えてからの数年、いまのところは真新しいものにはあまり食指が動かず、新たな出会いが少ない。それまでの経験や記憶の貯金で今も食い繋いでいるような気分だ。SNSにいる同年代の人々が能動的に古今東西の音楽と出会おうとしていたり、音楽フェスなどの体験を心から楽しんでいる様子を見る