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経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(6)


(2)小売り全般に共通の課題

1.物流費の上昇

3.物流の2024年問題

⇒この1.と3.に関してはすでに述べた通り、
①買い切り制&返品に該当する本を地域で活用できる道を探す
②地産地消ではないけど、データは輸送費がかからないのだから、印刷・製本する現場を各地で作れないか検討する
が個人的な解決案。

2.人件費など店舗運営に係る費用の上昇

⇒政府や都道府県、区市町村など行政側が
①経済全体の振興を頑張る
②書店の費用への助成を検討する。
でお願いしたい。

4.人手不足

⇒「書店員として必要なスキルが体系化されておらず」
今回のレポートで触れられていないが以下の二つはどうなんだろう。
いまひとつだったとしても、それらを基盤に改良して普及さえることは難しいのかしら。

特定非営利活動法人 本の学校 (honnogakko.or.jp)
の「出版業界人」育成事業について
書店様を研修でサポート 人材育成から店舗/経営の基本を学ぶ|日販 出版流通学院 (nippan.co.jp)

5.後継者不足

⇒一方で、新規出店へのハードルもあるので、「親族以外の第三者への事業譲渡」がしやすい仕組みづくり、マッチングなどを信頼できる組織が仲介できたらいいのになと思う。
私の町の書店も老夫妻が経営されていて閉店してしまったけれど、継げるものなら継ぎたかったと思う。
商店街で維持する方法や人材を募集、クラファンを募ったりなどする事例がたくさん出てきてもいいなとも思う。

・参考事例:無人書店「ほんたす ためいけ」
⇒これもいいと思う。日販はいろいろと新しい試みをしている印象が残った。応援したい。
無人書店といえば、三鷹駅の古本屋BOOK ROADも有名だと思う。最近の治安悪化のなかで不安もあるが、こうした取り組みが草の根的に広がっても面白いと思う。完全無人じゃなくても、人目が付く場所や他の店の店頭など可能性はかなり広がのでは。


全体を通して。

いちいちつっこみながら、それをもれなくメモしたため6投稿にも及んでしまいました。かなり網羅されているし、経済産業省の書店振興プロジェクトチームの皆様は、本当お疲れ様だったかと思います。引き続きよろしくお願いします!

重要度・優先順位の明確化、期限と目標値の設定とスケジュール化の発表を期待しています。

もう少し整理したうえで、「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」を公表します (METI/経済産業省)にパブリックコメントしたいと思います。 ←2024年11月4日まで!!

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