読書メモ ツナグ 想い人の心得
ツナグ 想い人の心得
辻村深月
前作『ツナグ』で描かれた『死者との面会』を仲介する不思議な役目を継承した渋谷歩美の成長と葛藤を描いた傑作。
人の心の闇や愛情、後悔を深く掘り下げ、感動と癒しを与えてくれる作品です。
高校生だった歩美が社会人となり、使者(ツナグ)としての役目と日常を両立しながら悩み、成長していく。
現実では有り得ないモチーフではありますが、彼の想いや決断には、非常に共感できるものがありました。
歩美を取り巻くキャラクターたちも本作の大きな魅力です。
再登場した嵐や、木製おもちゃ工房の娘・奈緒、次期使者候補である従妹の朱音など、それぞれのキャラクターが物語を盛り上げます。
依頼者たちのエピソードも秀逸で、亡き娘を想う母親たちの姿や、歴史上の人物との面会を夢見る研究者の情熱には、思わず涙する場面や微笑んでしまうでしょう。
辻村深月さんならではの人の心を抉る、心揺さぶられる物語。
前作を読んで感動した方はもちろん、人間の弱さや強さ、優しさを改めて感じたい方にぜひ手に取っていただきたい一冊です。
この終わり方は、第3弾が出るのでは・・・・・・と思わず期待してしまいます。
もし第3巻が出るなら、もちろん拝読します!
ていうか、早く読みたい!
ツナグ 想い人の心得
辻村深月
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