かなり面白い「人を動かすナラティブ」
今日は朝6時に目が覚めてしまいましたが、そのまま横になったままSNSや小説のアイディアをスマホにメモ。そして再度寝ようと思ったものの、やはりもう寝つけない。なので、起きて古本屋へ向かい、開店前に厚い本を3時間近くかけて読んでいました。我ながら読書の変態だと思います。
で、いったい何の本を読んでいたのかというと、「人を動かすナラティブ」という本です。これが最高に面白い。まだ半分くらいしか読めませんでしたが、とりあえずあまりにも面白かったので途中ですがレビューを開始したいと思います。
この本は、第1章で養老孟司先生への「ナラティブとは何か」というインタビューではじまります。しかし、その答えこそが核心を突いており、物語はいきなりトップギアに入ります。
つまり、歴史を丸暗記しようとしても、なかなか頭に入らない。だが、それらを繋いでお話としてのナラティブにすると受け取る側の脳に残りやすくなる。それが映画などであるという。
また、養老先生が書いた「バカの壁」の本の中で「脳内には一次関数がある(Y=AX)」と説いた内容が説明されています。人間は五感から取り入れた情報(X)を脳内で回し、運動系で出力(Y)して行動に移す。そして、(A)は変化する係数で、それぞれの個人が持つ「現実の重み」なのだという。この式を使い、養老さんは説明する。
なるほどです。しかし、この話を読んだ直後に思うことは、「それだったら両者が和解することは永遠に不可能なのではないか」という思いです。でも、そんな感想は後回し。もう少し読み進めます。
今後は著者が養老先生の言葉を受けて考えます。
ということは、私たちは、脳が無意識のうちに勝手にナラティブをつくり、それにそって私たちは活動しており、その後に筋が通る理論をつくるために意識が頑張って働いている、ということになります。これってすごい話ですよね。
というわけで、まだ27ページまでしかれ読書ブログは進んでいませんんが、今日のところはここまでにしたいと思います。面白い本がないかなーと思っている方は、ぜひ本書をお買い上げください。間違いなく面白いです。
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