#柴門ふみ #オトナのたしなみ
漫画家であり、エッセイもいくつか出版されている柴門(サイモン)ふみさん。
私は柴門さんの作品は今回初めて手に取りました。
自身の経験を踏まえたエピソードを元にオトナのたしなみを教えてくれます。
文章量がちょうど良くて
柴門さんの言葉遣い・表現が穏やかで
本を読んでいるとだんだん心地よくなってきて
時間がゆっくり流れてくる気がしました。
オトナはこうあるべき!
〇〇しましょう!
というような説教くさい話は一切ありません。
著者も「はじめに」において、
読者の皆様のためのヒント集あるいは応援の言葉集だ
と
おっしゃっていましたがまさにその通りの作品でした。
「こうするのはどうかしら?」と、優しく我々を導いてくれるのです。
柴門さんのお家を訪ねた私たちに「紅茶でいいかが?」と声をかけてくれるように
柔らかい雰囲気でお話ししてくださいます。
女性ならではの悩み
結婚・離婚
ママ友との付き合い
恋の悩み
仕事や生きがい
など...
内容盛りだくさんです!!
印象に残ったのは「女の脳は冷凍庫」という話。
嫌なことがあったとき、女は怒りを新鮮なまま瞬間冷凍し、保存する。
そして何かのきっかけにその嫌な思い出を瞬間解凍するというエピソードです。
「なるほどおおおおおおおーーー」と大きく頷きました。
私も嫌な思い出がたくさん冷凍保存されていて、
時々解凍しては傷つき、そしてまた冷凍庫へ....
その繰り返しで辛い思いを何度もしてきました。
そのせいで母や夫と何度も喧嘩をしました。
著者はそんな高機能冷凍庫を持つ我々に、
「せっかく優れた冷凍庫を持っているのだから、過去の楽しい瞬間をフリーズすることに使ってはいかがでしょうか?」
とアドバイスをくれています。
なんだか、心の底から納得しました。
はあ〜すごい。
そうか、私って高機能なのか。
なんてちょっと嬉しくなっちゃっいました。
さすがです。
このように人々を自然と導いてくれる柴門さんの文章にとても心が惹かれました。
柴門さんのエッセイ本もたくさん読みたいなと思いました!
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