「とても良い」真逆のふたり
シングル戦の5対5。まさしく対抗戦です。
カードの注目度では「SANADA vs 征矢学」の元パートナー対決、そして「内藤哲也 vs 拳王」の大将戦が頭ひとつ抜けているでしょうか。
でも私のイチオシは「高橋ヒロム vs 大原はじめ」です。会見ではヒロム選手が平常運転のぶっとんだコメントを残し、ファン及び関係者の度肝を抜きました。
しかし実は大原選手も相当変わった感性の持ち主なのです。
↓に載っていたインタビューによると、彼は子どもの頃からプロレスラー志望。にもかかわらず、中学卒業後になぜか「服部栄養専門学校」に入っています。理由は「うまいちゃんこを作れるようになろう」「料理のできる若手は絶対にかわいがられる」というもの。
レスラーになるためにスポーツを始める、身体を鍛える。それなら理解できます。でも料理の学校で調理師免許を取るという発想は、少なくとも私の中にはないものでした。
しかもメキシコにある闘龍門に入門後(あのオカダ・カズチカ選手と同期)、作ったオムレツを師匠のウルティモ・ドラゴン選手から絶賛されました。レスラーにもなることができ、早々に聖地アレナ・メヒコで闘うチャンスをもらいました。ちゃんと目論見通りの結果を残しているのです。
いまもプロレスと並行して大学で学び、地元の消防団に入り、さらに武蔵小杉のエリアマネジメント理事までやっているとか。動きの激しい生き様とは裏腹にレスラーとしては大技に頼らず、腰への一点集中でじっくり組み立てるいぶし銀タイプ。キャラを作っている感はないのに表現力が高く、周りをサポートするのも得意です。
こうして特徴を並べると、ヒロム選手とはほぼ真逆。だからこそ似ている気もします。大原選手の得意技「ムイビエン」は英語でいうところのベリーグッド。1月21日横浜アリーナは「とても良い」初対決に期待しましょう!!
作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!