私が「フランシスコ・アキラ」を応援する理由
全参加レスラーが素晴らしい試合を見せてくれる「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は過酷なリーグ戦です。怪我はやむなし。将来のある選手ゆえ、ムリに出て悪化させるよりはしっかり治して今後に備えてもらえれば。
いまは新日本プロレスを主戦場としていますが、かつてフランシスコ・アキラ選手は全日本プロレスに留学生みたいな形で参戦していました。その頃から注目しています。後出しジャンケンではなく、絶対スターになると感じていました。
2020年春、緊急事態宣言下で各団体が無観客試合の配信をスタート。静かなリングで気迫溢れるファイトを見せる20歳の姿から、生きる活力をもらいました。本当に感謝しています。
他の若手レスラーと同様に合宿所でちゃんこを作り、一生懸命練習し、日本語の勉強にも取り組む様子を「全日本プロレスTV」で見たときは、言いようもなく己が恥ずかしくなりました。こんな若い子が異国の地で頑張ってるんだ、俺ももっと自分で選んだ道に励まねばと。
あとで知ったのですが、某感染症が猛威を振るった時期、イタリアへ帰国できる機会があったのに日本に留まり、結局2年近く帰れなかったとか。詳しくは彼の師匠であるTAJIRI選手が書いた↓を。プロレスの原風景に触れたくなる名著です。
日本へ移住したと聞き、ますます応援したいと思っていた矢先の負傷。リーグ戦の最後の対戦相手が現IWGPジュニアヘビー級王者のSHO選手ゆえ、倒して同王座へ挑戦かと期待していたのですが。
13日の後楽園大会、会場で観ました。「新日本プロレスワールド」の動画ではわからないかもしれないけど、ニンジャ・マック選手との一戦で入場曲が始まる前に誰よりも早く「アキラ!」と叫んだのは私です。
アキラ選手、ゆっくり休んでください。いつかTAJIRI選手との試合をまた見たいです。