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読書メモ:生物学的に、しょうがない!

むかしむかし、自己啓発書や仕事術、その周辺の本にはまっていた時期があった。スピではなくてモチベーションとか心構えとか人間関係とか周辺の。厳密にいうとそれらの本を読んでアップしてブログにせっせとアップしていた。まだブログができる前かもしれない。サービス名も思い出せない。口当たりもよいしすぐに読み終わるし、同じ著者やテーマだと内容も重なるところがあるのでサクサク進んだ。そんで、アフィリエイトでポイントとかも結構たまった。ブルーオーシャンとまではいかないがやっている人の絶対数が今よりずっと少なかったのもあったのでしょう。なので数年ぐらいか、割と熱心にやってたと思う。そもそもずさんなので読んだもののログもアクセスとかも残っていない。

何でやめたのか、何となく更新ペースが下がっていっていつか、止まってしまったわけだけど今思えば「飽きた」のだろう。なんか、みんな同じような内容に思えてきて、アップする内容が「カテゴライズ」になってきてしまったのでした。こういう人向けのこういう本。これにこれを足したのがこの本、みたいな。その先は専門書や、学術書で細分化したり深まっていくわけなので、入り口ばかり読んでいたらまあ、飽きるわな、と。

何十冊の本の著者から「人間は本楽ナマケモノでルーズなものだ、僕も実はそうなのです。だからそうならないようにルールを作ってやっています」と異口同音にいわれました。母親に毎日何回も勉強しろといわれそのフレーズがついに音声認識しなくなるような、そんな感じになったのかな。もう、フォーマットを読むようになってしまった。おかげで、テーマと著者のマッピングだけは頭に入って、それは割と役に立っているんだけどそれはそれとして。

本書がすごいのは、「人間は本楽ナマケモノでルーズなものだ、僕も実はそうなのです。だからそうならないようにルールを作ってやっています」ではなく、「全て生物学的に、しょうがない!」と許してくれることです。まああくまで「生物学的に」ということなので社会的に、人間関係的に、健康的に「しょうがない」と受け入れられるかはわかりませんけど。これは私がこれまで経験したフォーマットには入っていなかったぜ。新しい。岸田秀さんも驚きであろう。

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