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「電子書籍ストアの編成って何するの?」ブックリスタの編成担当がまとめてみました

ブックリスタにて、電子書籍ストア「auブックパス」の編成を担当している、出雲です。
今日は、私の業務について書いてみたいと思います。
「電子書籍ストアの編成って何するの?」と気になった方は、読んでみていただけると嬉しいです。


「auブックパス」とは?

auブックパス
https://bookpass.auone.jp/

「auブックパス」は、KDDI株式会社が運営する総合電子書籍ストアです。
人気コミックや小説、ラノベ、雑誌、ビジネス書など120万冊以上の多彩なラインナップで、無料コミックや試し読み版など、いつでも無料で楽しめるコンテンツも充実しています。
単品購入に加えて2つの定額読み放題プラン、総合コース・マガジンコースを、auをご利用のお客様に限らず提供しています。

ブックリスタでは、「auブックパス」の運営を包括的にサポートしていて、ストアシステムや配信プラットフォームの提供、書籍コンテンツの取次事業、ストア内における企画の立案・実施、作品の特長に応じたストア編成などを行っています。
私はその中の、ストア編成業務を担当しています。

「auブックパス」の編成業務

編成メンバーは、カテゴリごとに担当が決まっています。
今、私は「女性コミック」「趣味・実用」「ビジネス」の3つのカテゴリの担当です。

ストア内では、日々さまざまな作品や企画を行っています。
各編成メンバーは、出版社から案内のあった企画や作品を、どのように紹介するかを考えます。
本屋さんでいうと、書店員のような役割です。

過去にはこのような企画を行っています。

また、編成の発案による独自企画は、各メンバーにとって大きな業務のひとつです。
企画内容を考えることから始まり、出版社への許諾・確認を行います。
企画のテーマを決めて作品リストを作成し、企画ページの体裁を決めたり、バナーの作成を社内の制作チームに依頼したりします。
バナーには、出版社から提供されたイラストや対象本の表紙を使うことが多いので、出版社への確認も大切なステップです。

編成・書籍リスト

それぞれの企画の公開が終了したら、振り返りを行います。
売上やpv等はもちろん、購買から分かるユーザー傾向、他企画との比較など、今後の企画をより良くするため、編成チームのみならず、事業部内でも活発な話し合いを行います。

編成業務のやりがいとは

ストア編成は、慌ただしい時もありますが、その分やりがいも大きいです。
「この作品をもっと取り上げたい」「このテーマを推したい」などをミーティングで提案するのですが、編成の先輩たちから「それいいね!」と共感を得られた時には、すごくうれしいです。
時々、出版社がSNSで企画のことを拡散してくださるのを見ると、照れくさいような気持ちにもなります。

それでも一番やりがいを感じるのは、やっぱり企画によって売り上げが上がることです。
売上の向こう側には、私の企画が本に出合うきっかけとなった誰かがいると思うと、本当に魅力的な仕事だと思います。
 
「この作品はもっと売れるはず!」という、作品ありきでテーマを決定する時もあります。
人から紹介されて、実際に私が読んでみて、「この作品を推したい!」「本当に面白いから、多くのお客様に読んで欲しい!」という想いで企画することもあります。
いずれにしても、本への湧き上がる熱量が編成業務の軸になっています。

選書は「好き」という想いから

現在の担当とは違いますが、私は格闘技が好きなので、格闘家の著書や格闘技本・コミックを厳選した「今アツい!格闘技のこと」という独自企画を行ったことがあります。

その企画を行う時に、私の選書をご覧になった文藝春秋さんが「こだわりを感じます」と気に入ってくださったことがありました。
それが文藝春秋さんの「文春note部」での取材、インタビュー記事に繋がったことは思い出深いです。

事業部内では、企画は決まったけれど選書が難航した時、「こういうテーマなのだけど、おすすめの本ありますか?」と尋ね合ったりしています。
カテゴリの担当は決まっていますが、自分では見つけられない本、違う視点からの本など、「これもいいよね」とみんなでアイデアを共有して、それぞれの企画を支え合っています。
今は特に、男性コミック担当のメンバーと連絡を密にとり、企画がひとつの方向に偏ることのないよう、多くのお客様に楽しんでいただけるように協力し合っています。

ブックリスタでの働き方とこれからのこと

ここまでは、編成について色々お話しました。
最後に、ブックリスタでの環境について少し触れたいと思います。
 
私は、2022年12月に入社して、もうすぐ1年半になりますが、事業部の環境はとても働きやすいです。
時間や場所の自由度が高く、自分の中でオンオフのバランスも取りやすいです。
 
入社当初からですが、周りの先輩たちが分からないことを聞きやすくする環境を作ってくださり、意見が言いやすいと思います。
企画の進め方に迷う時は、ひとりで考え込まずに皆さんに相談しています。

元々コミックは好きでしたが、女性コミックの担当になり、よりさまざまな作品に触れる機会が増えました。
自分よりはるかに読書量が多い方、選書の知識が豊富な方などから、たくさんの良い刺激を受けています。
 
自分の「好き」「推したい」という気持ちは大切にしつつも、よりお客様に楽しんでいただけるような企画を今後も作っていきたいと思います!
 
ブックリスタではメンバーも募集中です!
もしご興味があれば、ぜひ「株式会社ブックリスタ」を覗いてみてください。


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