【本130】『最高の一杯 純喫茶トルンカ』
著者:八木沢里志 出版社:徳間文庫
「トルンカ」シリーズの最終巻。最高の一杯が、ここに集う人たちの癒しとなり、背中を押す力となり、人と人をつなぐ温もりとなり...ここは、まさにいろんな人生を包み込むサードプレイス。
今回は、前回登場のルミさんの壁やマスターの知られざる過去が語られています。
「もう二度と、大切なものを簡単に手放したりしない。」
大切なものは常に傍にあるからこそ、時に見えにくくなったり、わかりにくくなったりするもの。大切なものは時に危うさのなかにいて、するりと手放してしまったり、傷つけてしまったりするもの。
大切なもの
自分の心に向き合う時間、ゆっくりと自分を放つ時間...大切なものを大切にするために、トルンカとそこに集う仲間たちがそっと見守ってくれています。