見出し画像

【9冊目】シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

ジャンル:人生論
読了時間:3時間
刺さり度:★★☆☆☆


心に残った文TOP3

「自分らしさで競争から抜け出せ」。君が人と競争しているときは、要するに人を模倣している。人と同じことをしているんだ。でも人はみな違う。模倣してはいけない。君が君らしさの延長線上にある何かをつくってそれを売れば、誰も君に太刀打ちできない。

世界は君の感情を照らし返す鏡でしかない。現実は中立的だ。現実は何も判断しない。木々には正誤や善悪の概念はない。君はこの世に生まれ、さまざまな感覚的経験や刺激(光、色、音)を経て、そして死んでいく。それらをどう解釈するかは君次第だ___その選択は君にあるんだ。

欲望とは、「欲しいものを手に入れるまで不幸でいます」という契約を自分自身と交わすことだ。ほとんどの人は、このことを自覚していないと思う。
君が何かを欲していることに気づいたら、「それを手に入れなければ不幸になるほど自分にとって大切なのか?」と考えてみよう。すると、ほとんどの物事がそうじゃないことがわかる。


一言コメント

「思想家」というだけあって、様々なことを深く考えメタを取り出したおじさんの備忘録。

多岐に渡るテーマに対して本質的な考えがまとめられていて面白いけど、クリエイターエコノミーの文脈でよく見るような「自分をブランド化しろ」「ストック価値をつくれ」といった論説をこの年代の人がするんだ、と思って興味深かった。

先進的な寺で経済学んだ僧侶のタメになるお話し聞く感じの本。テーマが多い故それぞれは深掘りされていないのでそこまで刺さらず。

いいなと思ったら応援しよう!