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今回は名著、「チーズはどこへ消えた?」を読んで、学んだことなどについてシェアしたいと思います。
あなたにとってのチーズとは
この物語でチーズとは
あなたを豊かにしてくれるもの、
あなたにとって必要不可欠な大切なもの
のことです。
それは、愛する人、仕事、お金、モノ、心、人間関係などなど。
登場人物は、ある迷路に住む 2匹のネズミ、2人の小人。
自分たちを豊かにしてくるチーズが置いてある小部屋を迷路の中で探し続けています。
ネズミは単純な頭脳しか持っていません。
単純で非効率的な方法(試行錯誤)を繰り返しながらチーズを探します。
例えば、ある通路を進んで何もなければ、引き返して他の通路を探します。
しかし彼らには優れた本能がありました。
一方、小人は賢い頭を持っているので、過去の経験から得た教訓と考えを使って要領よくチーズを探します。
うまくいくこともありますが、固定観念がものの見方を鈍らせてしまい、迷路の中で生きるのが難しいことがしばしば。
方法は違えど、2つのグループは一生懸命チーズを探しました。
😁キーセンテンス😁
物語の本題に入る前に、
本書で出てくる、チーズにまつわる面白いキーワードをご紹介します。
自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたがる
つねにチーズの匂いをかいでみること、そうすれば古くなったのに気づく
古いチーズに見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズがみつかる
従来通りの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
何を意味しているのか、考えながら読んでみてください。
小人の慢心
2つのグループはとうとう、ある小部屋で大きなチーズを見つけるのですが、
ここでネズミと小人の行動パターンに変化が生じます。
やっとの思いで見つけたチーズは、いつまでも食べられるくらい大きかったのでしょう、小人は、慢心するようになります。
「ずっと頑張ってきた。大変な思いをしてきた。だからこのチーズが手に入った」と、この生活がずっと続くと信じて疑いませんでした。
🍀知らないうちに何かが変わっている🍀ことに気づきもしませんでした。
一方、ネズミの日課は変わりません。毎朝チーズの小部屋へ行くと、チーズをかじる前に、あたりの匂いをかいで、前日と変わったことがないか、本能を使って身の回りの🍀状況変化を見極めよう🍀としていました。
環境(状況)は変わるもの
ある日、チーズステーションへ行ってみるとチーズがなくなっていました。
ネズミは驚きません。
かじったチーズは徐々に小さくなっていて、
いずれなくなるだろうと覚悟していましたし、
どうすればいいか本能で分かっていました。
🍀🍀状況が変わった、だから自分たちも変わろう🍀🍀
彼らは新しいチーズを探すべく、再び迷路を駆け巡る旅へ出かけました。
チーズはどこへ消えたのか?
同じ日、小部屋へきた小人たちは驚きます。
チーズがない!
こんなことがあっていいはずがない!
チーズはどこへ消えた?
こう叫んだところでチーズは戻ってこないのに。
そのあと、二人がとった行動は、ネズミと対照的です。
チーズの小部屋を調べて、本当にチーズがなくなったのかどうかを確かめることだけ。
ネズミは、状況変化に対応すべく、すぐに次のチーズを探しに行きましたが、
小人は、小部屋をウロウロするだけでした。
冒険するかどうか
新たな旅に出たネズミ達は、苦労しますが、やがて新しいチーズを見つけました。
小人はまだ慣れ親しんだ小部屋にいます。
周辺の迷路の通路、そこで暮らす心地よさ。
全てを捨てて新たな挑戦をする勇気はありませんでした。
やがて1人の小人が、言います。
「真相を究明するより、チーズを探しに新たな旅に出た方がいいのでは?」
「今こそ先へ進もう」
しかしもう1人の小人に、
「このままでいよう。ここは居心地がいい」とたしなめられます。
変化に気づける人とそうでない人
世の中が変わった時、どんな対応ができるかで未来が変わってきます。
新しいことを何も学ばず、変わろうとしない人
新しい状況に合わせて、🍀勇気を持って自分を変化🍀させようとする人
それぞれどんな未来が待っているのか。
チーズを手に入れた後でさえ、状況の変化を注視していたネズミのように、
順調な時ほど、他の選択肢を探しておく というのは大切です。
本文でも
「早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる」としています。
日頃の努力が、将来何の役に立つか分かりません。
しかし、「必ず訪れるであろう変化」に備えて行動し続けることは、
🍀🍀自分を変化させる勇気🍀🍀を与えてくれることは確かです。
過去の実績にあぐらをかく会社
危機感のないファミリー企業
このように時代から取り残されていった会社は過去にたくさんありますが
企業だけではなく一人一人の人間も同じです。
まとめ
実は、物語は終わっていません。
遂に1人の小人は、勇気を持って旅に出ます。
そして心境の変化が次々に訪れますが、これは本編にてお楽しみ下さい。
これから先、大変な時代を生きていく私たちは、
勇気を手に入れた小人と変化に対応したネズミから学ぶことが多いと思います。
🍀もし恐怖がなかったら、何をするだろう🍀
これは「先へ進もう」と言い出した小人が自問自答した時の言葉です。
人間、特に大人はリスクを避ける知恵と能力に長けています。
しかし恐怖を知らない子供の頃はどうだったでしょうか。
手に取れるものがあれば、何でも触ってみました。
口に入るものは、何でも口に入れてみました。
ボタンを見つければ押してみました。
私たちは、恐怖がなければ、
やったことのないことに挑戦し、
知らないことを知りたいと願い、
🍀新しいことを取り入れたいという本能🍀を持っています。
劇的に変化する今の世の中。
少し立ち止まって、恐怖がなければ何をするだろう と考えてみてはいかがでしょう。
本を読むこと
本編の内容ではありませんが、
本を手にするだけでも、変化に対応する大きな一歩です。
まずは、気になる本を手にとってペラペラと眺めてみてはどうでしょうか。
わずか数百円からそれが手に入ります。
コーヒー1,2杯と同じくらいの金額です。
私は、
自分で経験していないこと、
自分が持っていない考え方を、
わずかの手間で手に入れることが出来る、と言う考えで読書をオススメしています。
私はamazonさんのkindle unlimitedを利用して読みあさっています。
勝間和代さんのyoutube動画では、
「ネットサーフィンのように本を読む」と紹介されておりましたが、
立ち読み気分で気軽に「ペラペラ」できます。
芸能人の不倫や熱愛ネタなどにあなたの貴重な時間を費やすより、
「変化に対応できる自分」に近づけると思います。
このページのリンクが貼り付けていますが、
ここから買い物や登録をしてしまうと、
私にお小遣いが入ってしまいます。
嫌な方はamazonさんのサイトに直接いって購入してください。
私の願いは、皆さんが本を手に取る機会が増えること、です。
参考
チーズはどこへ消えた?
著者:スペンサー・ジョンソン
訳者:門田美玲
発行所:株式会社 扶桑社