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2020年上半期読んだ本【ベスト5】

こんにちは

最近あまり書いていませんでしたが、2020年上半期も残り3日で終わるという事で、上半期に読んだ本で個人的に良かった5つの作品について書きたいと思います。

これを書こうと思ったきっかけは「える🌸本を食べる女」という2019年1年間で365冊の本を読むという、まさしく本を食べる女(笑)の方の投稿を見て自分も書こうと思いました。

さて戻りまして今年から読んだ本とその内容を忘れないようにと、読書管理アプリにて読んでいる本を記録しています。
今年は1月~6月で総計90冊の本を読みました。
月換算すると1月15冊と量的には読んでいる方かと思います。

この読書量については賛否両論ありますが、個人的に「数うちゃあたる」と言う考えがあり読む量が多いければ多い分、良書とめぐり逢える可能性が高いと思っているので、最低でも1月10冊は読むように心掛けています。

御託を色々と並べましたが、5作品を紹介していきたいと思います。

自助論

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こちらは将棋棋士の今泉 健司さんがtwitterで紹介されていて気になり購入した1冊。今泉さん自身、介護士の経験があり41歳でプロ棋士になるという異色の経歴の持ち主であり、様々な壁にぶつかりながらも逞しく生きている印象が強いです。

本の内容としては自己啓発書になります。表紙にも「人生は自分の手でしかか開けない!」と書いてある通り、成功するには結局自分自身が日々努力して学んでいくしかないんだよという事が書かれてる本です。

その中でいくつか印象に残ったフレーズ

・人は学べば学ぶ程、自惚れがなくなる
・人の助けを借りなければ生きていけないが、成長するしないは自分次第
・天才とは忍耐なり。継続できる事こそが才能

わたしの美しい庭

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今年度の本屋大賞を受賞された凪良 ゆうさんの作品。
久々に読み終える事が寂しいと感じさせられた一冊。「流浪の月」とは一味違う優しい世界観でその対比が面白い。

登場人物は大切な人を失ったりLGBTでなかなか人に理解されないなど皆それぞれ問題を抱えている。
一人では抱えきれないものでも、誰かと分かち合う事で負担を和らげる事ができるんだなと思わせてくれる。

凪良さんの作品をいくつか読んでるとニーチェの

「真実と言うものは存在しない。存在するのは解釈だけ」

というフレーズが出てくる。
他者から言われた事の本当の意図なんて分からない。良いも悪いも全ては解釈の仕方次第なんだな。

ステップ

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重松清さんの作品。内容は妻を亡くしたシングルファーザーの子育て奮闘記
「その日の前に」と本作を読んで「死」を題材にさせたら重松さんの右に出る者はいないと感じさせられた一冊。

一番印象に残ったシーンは亡くなった奥さんの両親から、「娘の事はもう忘れて新しい良い人が現れたら再婚して欲しい」という事を言われた際に、どういう反応をすれば良いか分からなくなる主人公の描写に泣いた。
山田孝之さん主演で映画化されるのでこちらも楽しみ。

あやうく一生懸命いきるとこだった

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最初に紹介した自助論とは真逆な本で肩の力が抜ける本です。
簡潔に内容を言うと「努力しても報われるとは限らないよ~人生なんて運なんだよ。だからまあーほどほどで良いよ」という内容です。

アマゾンでベストセラーになっており、今こういう本が売れているという事は皆そんなに頑張って生きたくないんだなーという事がわかります(笑)
「努力の美学」を息苦しいと感じている人って結構いるもんなんですかね。

個人的に印象に残ったのは「やる気は愛である」というフレーズ
愛しているからこそやる気はでる。「仕事やる気出ない・・・」と感じている人沢山いると思いますが、それは愛していないものには情熱を持てないという事でしょうがない!
だから情熱を捧げられるような仕事を持てる人は幸せだと思います。

52ヘルツのクジラたち

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タイトルの意図を知った際にこの本は絶対読みたいと思った一冊
他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴き、仲間に自分の声が絶対届かない世界に一頭だけいる鯨を孤独を抱えている登場人物達に例えている。

誰も皆問題を抱えている。人から見たら大した事はないかもしれないが、その辛さ苦しさは他人には分からない。
ただ、必ずその声に気付いてくれる人「魂の番」になる人がいるきっといると希望を抱かせてくれます。

誰にも理解されないと苦しさを感じている人に読んでほしい一冊。

最後に

本を読んでいると普段の生活から感じる事のできない様々な感情にめぐり逢える事が楽しいですね。

これからも自分が読んで素晴らしい作品を紹介していければと思います。

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