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『書いてはいけない――日本経済墜落の真相』森永卓郎著:日本経済の裏側を暴く衝撃の一冊

はじめに:業界のタブーに切り込む一冊

今日は、経済アナリストとして有名な森永卓郎さんの『書いてはいけない――日本経済墜落の真相』についてお話しします。本書は、森永卓郎氏が自身のすい臓がんステージ4の診断を受けた後に執筆した著作です。がん告知の瞬間、「私は、何かを食べたい」とか、「どこかに行きたい」とか、そんなことは微塵も考えず、「なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい」。そのことだけを考えて執筆した衝撃作になっています。

そんな状況の中で書かれた本だけに、業界の「タブー」にも切り込み、かなりストレートな内容になっているんですよ。

経済、政治、社会問題に関心のある読者や、日本の将来を憂慮する方々にとって、森永氏の40年にわたる研究者人生の集大成は、非常に示唆に富む一冊となっています。


基本情報

  • タイトル: 「書いてはいけない――日本経済墜落の真相」

  • 著者: 森永 卓郎

  • 出版社: 三五館シンシャ

  • 発売日: 2024年3月

  • ページ数: 165ページ

本書の特徴とテーマ

この本の特徴は、普段メディアではあまり触れられない話題にズバズバ切り込んでいるところ。具体的には、次の4つの「タブー」について詳しく書かれています

  1. ジャニーズの性加害問題:大勢の共犯者たち

  2. 財務省のカルト的財政緊縮主義:統一教会と財務省の比較

  3. 日本航空123便墜落事故の真相:違和感だらけの日本航空123便の墜落

  4. 日本経済堕落の真相:日本経済集団リンチ事件など

特に財務省の問題については、森永さんの経験を活かした鋭い分析がされているんです。日本経済の長年の停滞や、メディアと権力の関係についても深く掘り下げています。

本書の魅力:一切の忖度なし

この本の魅力は、森永さんの豊富な経験と知識が詰まっているところ。財務省や日本銀行での経験、そしてメディアでの活動を通じて得た独自の視点が活かされています。

また、普通のメディアでは触れられないような話題にも果敢に切り込んでいるんです。複雑な経済問題も、森永さんの説明ならわかりやすい!

そして、がん診断を受けた著者の率直な語り口が、この本に特別な迫力を与えています。日本経済の問題点をズバリ指摘して、将来の危機について警告しているんです。特に、財務省の問題やメディアのあり方について言及している点は、多くの読者に新しい視点を提供しています。

読者の反応

Amazon.co.jpの読者レビューを見ると、こんな感想が多いんです

  • 「余命宣告を受けた森永さんの暴露本。ジャニーズ問題、財務省の問題、日航機事故など、テレビでは言えないことがたくさん書かれている」

  • 「ジャニーズ問題はテレビ局が忖度して伏せていたが、海外メディアの報道で明るみに出た。」

  • 「本を読む意味を教えてくれる素晴らしい本だった」

多くの読者が、森永さんの率直な語り口と、タブーに踏み込んだ内容に高い評価をしているようです。

この本を読むべき人

この本は、こんな人には特におすすめです

  • 日本経済の現状や将来が気になる人

  • 政治や経済の裏側を知りたい人

  • ビジネスパーソンや投資家

  • 学生さんや研究者の方

  • メディアや政治に疑問を持っている人

著者:森永卓郎氏ってどんな人?

森永卓郎氏は、日本の著名な経済アナリスト、エコノミストです。テレビやラジオなどのメディアにも多数出演し、わかりやすい経済解説で知られています。一度はその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
過去には財務省や日本銀行での勤務経験もあり、その経歴を活かした鋭い分析と予測で多くの支持を得ています。著書に『ザイム真理教』などのベストセラーがあり、日本社会に大きな影響力を持つ人物といえます。

まとめ

書いてはいけない――日本経済墜落の真相』は、日本経済の現状と将来について深い洞察を提供する重要な本です。森永さんの豊富な経験と知識、そして自身の健康状態を踏まえた率直な語り口が、この本の価値をさらに高めています。

経済や政治に興味がある人はもちろん、日本の将来を考えるすべての人にとって、読む価値のある一冊だと思います。ぜひ、手に取ってみてくださいね!

関連書籍

この本を読んで、もっと日本経済について知りたくなった人には、『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』もおすすめです。日本経済について、データをもとにした率直な現状が語られます。『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』 坂本貴志著

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