シングルマザーの私が死んだら息子はどうなってしまうか不安すぎて遺言書(公正証書)を作りに行った話
離婚して半年、
1年くらい経った頃だろうか。
パニック障害を発症していた
私の不安は次から次へと、
ありとあらゆることへ
移り代わっていっていた。
その頃、
私はいつか死んでしまうと
思い込んでいたので
死んでしまったあとの
息子のことが
心配で心配でたまらなかった。
施設に行くのか、
私の母がみてくれるのか、
妹がみてくれるのか、
元旦那の方に行ってしまうのか、
考えても分からずに
頭がごちゃごちゃになった。
なぜこんな風に不安に
なってしまったかというと、
離婚する時に元旦那の実家に行き
【養育費の未払いがあった場合は
代わりに支払います】
という約束を
書いて欲しいと義母に
お願いしに行ったところ、
仕返しに
【私が養育できなくなった場合は
親権を○○(元旦那)に譲ります】
と義母に一筆書かされたからだ。
公正証書でもないこの紙切れに
効力があるのかも分からなかったが
とても不安になってしまった。
私が死んでしまったら、
育ててもいなくて、
面会もしていない父親のところに
親権が移ってしまうことが
何より怖かった。
調べてみてもよく分からなくて
困り果てていたある日、
離婚した時に作ったように
公正証書を作ればいいのでは?!?!
と思いたった私は早速調べてみた。
そしたらビンゴ!!
親権者が死亡したら
元配偶者に「自動的に」
親権が移るのか?
未成年後見人の
公正証書(遺言書)を作ればいい
ということを知った。
未成年後見人の選任が
必要になる場合とは?
公証役場の方に電話して、
「離婚したときに
こういう内容のことを紙に
書かされてしまったのですが
未成年後見人の
公正証書を作ることで
打ち消すことは可能ですか?」
と聞いてみたら、
公正証書はしっかりと効力があるから
作ったものを持っていれば大丈夫と
教えてくれた。
一気に肩の力が抜け、
早速作りに行くことにした。
いわゆる遺言書のようなものだ。
この画像の通り、
作ってあれば家庭裁判所も通さずに
スムーズに手続きもできる。
私が未成年後見人に
お願いしたのは母と妹だ。
私には母と妹しか家族がいないので
2人にお願いすることにした。
私が死んだ時に
息子の面倒をみられそうな方がみる
ということになった。
公証役場には妹が一緒に行ってくれた。
未成年後見人をお願いする人、
どちらかが一緒に行けばいい
ということだった。
私が亡くなった場合、
母○○
妹○○
どちらかが未成年後見人となり
息子の養育をする。
といったような内容のものを作った。
原本を手にした私は安心して
この不安から逃れることが出来た。
不安障害やパニック障害でなくても、
こういった不安がある方は
ちゃんとした遺言書を作っておくと
いいかもしれない。
費用は確か
12000円くらいだった。
12000円で安心が買えるなら
安いものだ。