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短歌四首

髪を切り
生き方変えると言う彼女
颯爽として美しくある

居酒屋の
ひとり女子のかっこよい
頼むメニューも俺等と違う

覚えてた
ほんの小さな約束に
慕ってくれるまごころ感じ

ささやかな
メール文にもさりげなく
時の装い載せてくる君
 

あの人の言葉
たとへば雪―――雪が降つてゐる。其(それ)を手に握つて、きゆつ・・・と握りしめると、水になつて手の股またから消えてしまふ。其が短歌の詩らしい点だつたのです。
佐佐木幸綱(歌人・国文学者)
 


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