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短歌四首

ふるさとの山はいつでもそこにいる
ただ黙ったまま
でもそれがよい

集まった十三回忌
親戚の家族構成
がらりと変わり

会うたびに
細く小さく丸くなる
母の背中に声なき感謝

母からの
宅配便に詰められた
あの頃あった遠い日常
 

あの人の言葉
 批判精神がないといわれたとき、何、その否定して何ぼみたいなのってどうよ、全肯定だって歌はできるという気持ちになった。
 ~俵万智(歌人・エッセイスト)
 

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