![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156780111/rectangle_large_type_2_f3fe3478855ac01fc64c87f41f2c2c2d.jpeg?width=1200)
短歌四首
ふるさとの山はいつでもそこにいる
ただ黙ったまま
でもそれがよい
集まった十三回忌
親戚の家族構成
がらりと変わり
会うたびに
細く小さく丸くなる
母の背中に声なき感謝
母からの
宅配便に詰められた
あの頃あった遠い日常
あの人の言葉
批判精神がないといわれたとき、何、その否定して何ぼみたいなのってどうよ、全肯定だって歌はできるという気持ちになった。
~俵万智(歌人・エッセイスト)
ふるさとの山はいつでもそこにいる
ただ黙ったまま
でもそれがよい
集まった十三回忌
親戚の家族構成
がらりと変わり
会うたびに
細く小さく丸くなる
母の背中に声なき感謝
母からの
宅配便に詰められた
あの頃あった遠い日常
あの人の言葉
批判精神がないといわれたとき、何、その否定して何ぼみたいなのってどうよ、全肯定だって歌はできるという気持ちになった。
~俵万智(歌人・エッセイスト)