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短歌一首 ~ 大内人形

殿とのさまの
優しさこもるお人形
姫さま笑うお顔はいかに
 

 「大内人形」というのをご存じでしょうか。山口県の伝統工芸品で、ご覧の写真のように、丸くて可愛らしい漆塗りのお人形です。室町時代に当地で栄えた大内氏の殿様が、都から嫁いできた奥方の寂しさをなぐさめるために、わざわざ京から人形師を招いて作らせたのが発端だといいます。夫婦円満の象徴ともいわれますので、必要とされる方はお求めになってはいかがでしょうか。ひな祭りにも良いですよ。
  

あの人の言葉
私の歌はその時々の私の命の破片である。
若山牧水(歌人)
 

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