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熊本で女性の治療が得意な鍼灸師が「更年期の鍼灸治療」について解説します!

働き盛りで公私ともに忙しくなりがちな30代・40代。
いつか来ると分かっていても、その時の準備なんてなかなかできないですよね。
そんな声をよく聞いてきた鍼灸学校教員の私が、更年期の症状やその対策について東洋医学目線で解説していきます!

「私の身体はどうなってるの?」

西洋医学的な情報は溢れているので、私は東洋医学的に説明を行なっていきます。ズバリ更年期症状が現れるのは「陰陽のバランスを崩しかけている合図」です。
この「陰陽」というのは、万物全てに対応しているものなので、簡単に説明を行うと…
私たちは日中に活動し、日が沈むと休息する生活を基本的に送るようになっています。その活動する日中が「陽」、身体を休ませる夜が「陰」です。

この陰と陽のバランスが崩れてどちらか一方だけになってしまうと死んでしまいます。
なので、量を変化させながらもどうにかバランスを維持しようとしていくんです。
そのバランスを崩しやすいタイミングが更年期の時期です。
このバランスの崩れ方は人それぞれで、大きく崩す人もいれば、バランスの変化にほとんど気づかない人もいます。

陰陽のバランスを崩すってどんな症状が出るの?


例えば身体が
「陽」に大きく傾いた場合、
眠れない、顔が熱い、焦りが強い、汗が止まらない、すぐに怒ってしまうなど、

「陰」に大きく傾いた場合、
日中も動きたくない、身体が冷える、悲しい気持ちが続く、不安になるなどがみられます。

身体に出てくる症状だけでなく、心の状態もこの「陰陽」で説明ができます。
身体の変化は出ていないけれど、気持ちの面での変化を訴えられる方もいらっしゃいますが、東洋医学的に考えても当然のことです。

じゃあ、どのように対応すればいいの?

更年期に関しては、身体がきつい時こそ日中と夜間のメリハリをつけた行動をオススメしています!
夜はしっかり寝る、朝に朝日を浴びて軽い運動、食事をしっかり摂る。

ただこの規則正しい生活も送れないほどバランスを崩すと、自分で元に戻すのは大変です。

そんなとき、ぜひ鍼灸を頼ってみてください!
私たちはこの「陰陽」を身体への刺激で整えていきます。
ネットで検索すると「更年期にはこんなツボ!」なんて記事もたくさん出てきます(私も書いています。笑)が、一人一人症状や程度が異なるため、その人に合わせたオーダーメイドの治療が理想的です。

夜寝れない、朝起きれない、身体がだるくて動けない…
どこに相談すればいいの…?と思われがちな症状。
そんな症状は鍼灸の大得意の改善分野です!

身体のどこに何をするの?

鍼灸治療では針とお灸を用いて(たまに手も使いながら)身体の調整をしていきます。
頭のてっぺんから指先までツボがありますが、その人に合わせてツボを選んでいきます。
私はお腹と背中、足のツボを使うことが多く、この選んだツボに針やお灸で刺激をしていきます。
「長い時間のうつ伏せが辛い」や「実際に刺されているところを確認したい」などはご相談いただけると対応できるのでぜひ一言お声掛けくださいね!

針は髪の毛ほどの細さ、お灸は心地よい温度のお灸です。
不安があれば、実際に針をお見せしたり、体験いただいてから本格的な施術に入っていきます。

どのくらいの頻度で通うの?

はじめは1週間〜10日に1回をオススメしています。
症状が落ち着いてきたら、急にやめるのではなく、間隔をあけつつ普段の生活で様子をみていきましょう。
予防・メンテナンスとしてぜひ鍼灸をお使いください。

「なんの症状もないけど…」って方も大歓迎です。
大きくバランスを崩す前の予防としてぜひお使いください。


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