「料理へ携わるあなたへ」 後輩料理人の育成について思うこと1
最近になって、料理人の知り合いからよく聞く様になった事がある。
後輩の育成がうまくいかない
何度もミスをするからつい口調が荒くなってしまう
成長してくれないから自分の仕事に余裕が出来ない
ということだ。
私も同じところで躓いたことがある。
厨房は戦場、、、と比喩されることもあるくらいに厳しい環境だし、多少はそうあるべきだとも思う。
その中で後輩の育成もしながら、自分の仕事もこなすのは結構大変なものだ。
結論から言うと自分は人によって教育方法を変えてきた。
強引かもしれないが若手の料理人を4種類に分けて考えるのだ。
①要領がよく(自頭が良い)、やる気もある
②要領が悪いが、やる気がある
③要領は良いが、やる気はない
④要領がわるく、やる気もない
偉そうなものいいに聞こえてしまうかもしれないが、勘違いしないでもらいたい((>0<;)スタートの時点でダメダメな人でも、十年後にはわからないものだ。
教育している現在の自分を優に超えていることなんて普通にあるのだから笑
もちろん悪くもなく良くもない(普通の)人もいるので、そこは自分の塩梅で調節してほしい。それでは、それぞれの教育方法を解説していこう。
①要領がよく、やる気もある
何年か飲食業で働いていれば共感してもらえると思うのだが、こうゆう奴がたまにいる。
そしてほとんどの先輩から可愛がられる笑
正直こういった人はわからない所があれば自分で聞いて、教えたこと以上を理解してくれる。
だから教える側に特に言うことはあまりない笑
だが、注意点をあげるとするならば、長続きする人が少ないということだ。
そうならないために私達が出来ることは、1つしかない。
料理(仕事)の奥深さ、面白さを教え、本人にやりがいを感じてもらうことだ。
仕事の仕方に多少の自由を与え(信用を与えること)、素晴らしいやり方をしていれば
「そんなやり方もあったか、いいね、それ」と認める。
いまいちであれば
「それでも出来るけど、このやり方にすればもっと早くて出来栄えも良くなると思うけど、どう?」とアドバイスする。
教育のスタンスは、共に考え、理論的な思考力を育てる。
そうするには自分も常に思考しながら、料理に向き合うことが重要で、その姿をみて彼はさらに成長してくれるだろう。
それが①の人への私の教育方法だ。
少しでも参考になれば幸いです。
長くなりましたので②から④は後日投稿致します。こんなにも長文を読んでくださり、誠にありがとうございます!!!!