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「なんの変哲もない今日」について心の中のイタリア人と語り合う
メーカー経理勤務、コミュ力爆高男江場です。
皆さん、「今日はなんの変哲もない一日だったなぁ。」と思うことはありますか?
わざわざ「なんの変哲もない」という感想を持つことは少ないかも知れませんが、
もしそんな一日があったら、僕は心の中のイタリア人レオナルドと語り合ってみます。
「今日はなんの変哲もない一日だったよ、レオナルド。」
(なるほど、というように少し考えるような表情をするレオナルド)
「エバ、それはつまりどういう意味だい?
君の言う、「なんの変哲もない」というのが、「退屈だった」という意味なら、いまから一杯飲みに行って、美味しい料理を食べながら楽しい話をして、退屈を忘れようじゃないか。
それとも、
君の言う「なんの変哲もない」というのが、「いつもと変わらない日常が幸せ」という意味なら、最高のワインに美味しい料理を食べながら、君の幸せな日常について聞かせてくれよ。
(目を見開いて、眉を吊り上げ微笑むレオナルド)
まぁそういうわけで、夕食がてら一杯飲みにいくのはどうだい、エバ。そこで思う存分話そう。
最近僕がよく行く「せせらぎ」というお店が、ここから歩いて15分のところにあるんだ。
よく冷えた白ワインに、お店イチオシのアクアパッツァがよく合うんだよ!🥂
お店の隣に川が流れていて、とても涼しげだから、今日みたいな暑い日にはもってこいさ。
値段もお手頃で、いつも賑わっているんだ。
どうだい?」
(もはや、話の途中から出かける支度をし始めており、江場的にはあまり選択の余地はないように思えるが、一応振り返って笑顔で尋ねるレオナルド)
「あぁいいよ、いこう。レオナルド。」
「よし!いこう!
いやぁ、ほんとにあそこのお店は別格なんだよ!
店主のアルマンドが料理を作って、奥さんのイヴァがウエイターをやっているんだけど、とても気の良い夫婦でね。
話し出すと、ついつい長話になってしまうんだよ。この前行った時は、今年のバカンスの予定についてお互い情報交換したんだ。
そして、食事の最後には決まってデザートをおまけしてくれる。
(両手を広げて、最高だろ?と言わんばかりのレオナルド)
テラス席がオススメなんだけど、今日は空いているかなぁ。
で、エバ、君の話はなんだっけ?」
いや、もういいんだ、レオナルド。
君のおかげで今日は変哲のある日になりそうだから。
ついでに、レオナルドが最初に言っていた「なんの変哲もない」というのは「退屈」という意味か、「幸せ」という意味か、という問いだけど、そんなこと深く考えたことがなかったから考えてみたんだ。
色々なことはあるにせよ、
僕のなんの変哲もない日は幸せだと思う。
こうやってふと美味しいご飯を食べに行けるような機会に恵まれているわけだし。
※ちなみに僕はイタリアに行ったことないし、イタリア人の友人もいないけど、「小さな村の物語 イタリア🇮🇹」というテレビ番組が大好きで、イタリア人をとてもリスペクトしています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
江場