デジタル・ミニマリストを読んで

トマルさんの記事を読んで、即購入して読み終えた本の気になった部分を中心にnoteにまとめておく。

https://note.mu/tomaru_ir/n/nd7af56c7eaee

より大きな充実感をもたらすアナログな活動を再発見する 。散歩をする 、友人と会っておしゃべりをする 、地域社会との関わりを深める 、本を読む 、雲をただ眺めるといったことだ 。しかし何より重要なのは 、デジタル片づけによって 、人生でもっとも大事なこととは何か 、理解を研ぎ澄ますための余白が生まれるということだ 。

デジタル化が進み過ぎた現代に警鐘を鳴らす系の導入。このあたりはまぁそうだよね、と流し読み。大切なのは仕事ですか?家族との時間ですか?幸せとは?みたいなよくある話。

デジタル・ミニマリズムとは、自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り 、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学

便利だから、何となく色々知れるから、みたいな曖昧な基準で人は多くの時間をデジタル機器に使ってしまっているので、そこに自覚的になりましょう、という話。ふむふむ。

自分の行動は果たして九歳と一三歳の子供たちの手本となっているだろうかと不安を感じ始めた 。光を放つスクリ ーンを離れて人生を楽しむ大切さをいくら説いても 、父親が手本を示すまで 、その言葉は二人の心に響かないと気づいたのだ 。

自分のスマホ依存状態に自覚的になって行動を改める人の事例で書いてあった文章。父親、夫としてとても共感できた。
「本当にスマホ好きやね。」と妻に言われて、以降ゲームアプリすべて削除した過去を思い出したり。

なぜミニマリズムは有効なのか
1.あればあるほどコストがかかるから
2.最適化が成功の鍵だから
3.自覚的であることが充実感に繋がるから

当たり前のことが、ダラダラと書かれている。翻訳書あるある。
ただ、充実感と自覚的であることが直結していることは重要。デジタルミニマリズムの哲学自体が充実感、ひいては幸せに直結するということが一歩踏み出す後押しになるから。

デジタル片づけのプロセス
1三〇日のリセット期間を定め 、かならずしも必要ではないテクノロジ ーの利用を休止する 。
2この三〇日間に 、楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする 。
3休止期間が終わったら 、まっさらな状態の生活に 、休止していたテクノロジ ーを再導入する 。その一つひとつについて 、自分の生活にどのようなメリットがあるか 、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきかを検討する 。

期限を設けずに「スマホ触らない!」だけ課すのではなく、期間を決めて我慢してみて、並行して浮いた時間の使い方を能動的に試すことが大事なポイント。

孤独とは、他者から生まれた情報に反応せずにやり過ごし、自分の思考と体験にのみ集中することだ

承認欲求と間歇強化という脳の特性を巧みに利用して時間を無自覚に使わせてくるスマホによって孤独と向き合う時間が奪われていきます、みたいな文脈。
孤独な時間は大切だけれど、スマホの機能により、孤独の欠乏、つまり他者の思考のインプットに気をとられ 、自分の思考のみと向き合う時間が限りなくゼロに近づいた状態を引き起こすのだ、という主張。

その後は、孤独と向き合うための具体的な行動例、例えばノートに色々書くなど、しばらくありきたりな内容が続く。

おやすみモードの導入
この演習には二つ 、大きな目的がある 。一つは 、テキストメッセージを送受信していない時間をより充実させることだ 。
もう一つの目的は 、人間関係の質を向上させることだ 。

プッシュ通知の強制排除でおやすみモード導入を勧めている。
LINEの家族からの連絡のみプッシュ通知許可、などの機能がないため、そのまま導入は憚られるものの、いったんやってみる。

やる気が出るSNSだけを見る、というフォローの基準を設ける

役に立つかどうか?だと、役に立つかもしれない情報源も際限なくフォローしがちなので、いい基準だと思った。事例紹介にあったけど採用してみた。

全体読み終わった感想として、既に実践していたことも多かった(facebookはwebでしか見ない、twitterのフォローは最低限にする、facebookもtwitterも発信はしない、など)が、概念だけではなく具体例の中に自分も取り入れやすそうな内容がいくつかありためになった。

要点はトマルさんの記事で大抵抑えられているのを予想しつつ、敢えて2000円近く払ってkindle購入した分、何か得てやろう、変化に繋げてやろう、と思えたのは良かった。

10月中はアナログ回帰をテーマに、時間の使い方に自覚的になり、色々と変えてみる。その結果はまたnoteにまとめてみたい。

#マインドフルネス #読書 #デジタルミニマリスト #ミニマリズム

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