「自分を取り戻す時間が欲しい」休むことと罪悪感と。
こんにちは。和賀です。
BTSの活動休止宣言を聞いて、そして記事を見ていくうちにこれはすごい覚悟がいっただろうなあと思った。
「自分を取り戻す時間が欲しい」
それと同時に、「自分を取り戻す時間が欲しい」という言葉がとても大切でそれ以外に言葉はないのだろうとも思いました。
アイドルや有名になる事や人気が出ることは、誰にでも出来ることではなく。それ故に止め時ってとても難しいのだろうと思います。
そもそも、一旦止めるというのはあまり選択肢が存在せず、「続ける」ことが良い事だとされているように思います。
「僕が依然として守りたいのは、僕たちが一緒に舞台に立って、食事しながら語り合うとき、どんな法則とも関係なく、心から幸せに話して、幸せに何かをできるということ。それが僕が望む全てなんです」この言葉は本当にアイドルかどうかではなく、1人の人間であることが大切だと感じる言葉。
私は飽きっぽいがそれ自体をネガティブに受け取られることも多いし、私自身もウィークポイントだと感じてしまっていました。
それって、でも言い換えれば、好奇心が旺盛でチャレンジングな性格。
次男は次々にやりたいことが見つかるタイプ。しかし次男も「続けられないのは良くないよね」という。例えば、小さい時には習い事なども数年で変えていました。
これ自体興味関心が変化していく当たり前のことだと私は受け止めています。また、自分のやりたいことで選択して行った時に、1度2か月でやめたことがありました。
その時にはとても言いにくそうに次男は私に切り出した。理由を聞けば私は納得がいったので、「辞めて良いと思うよ」と伝えると「え!!!いいの?」と。
「行きたくない場所に行って、そんな気持ちでやっても良いことなんてないよね」と伝えると「ほんとそれ」と辞めることを決めました。
自分の選択で決めて良いことだけれど、せっかく入ったのになどなど辞めない理由もあげればいくつもあります。
本当は続けることが苦しかったり、嫌だったりしても言えずに続けている。それは、人間関係、仕事、恋愛、など色々なことに通づるのだと思うのです。
続けることが良い事と、思わされてはいないだろうか
深田恭子の適応障害が決して他人事ではない理由 | ワークスタイル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net
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BTSの活動休止宣言を受けて、日本の芸能界も見習って!というようなソーシャルメディアでの発信も目に入る。確かに、病まないと休めない状況は異常だと思うのです。これ芸能人に限った事ではなく、働く人にも多く見られる。特に「休みを取る」ということについては、「休めない」という人の話を丁寧に聞いていくと、
我慢して、我慢し続けて良いのだろうか。
休みたい⇒まわりも休んでいないので申し訳なくて言い出せない、という構図があります。これは、会社自体の風土も大きく影響しているのですぐに個人でどうこうできるものではないけれど、個人が「我慢」したうえで成り立っているものはやはり個人で動いて変えていかなければ変わらないと思う。
「声を上げる」こと自体も勇気がいること、さらには環境を変えることにはもっとエネルギーを使うこと。でも我慢して、我慢し続けて良いのだろうか。
福利厚生としてのHUGをスタートして、半年以上が過ぎました。導入して頂いている企業の雇う側、雇われる側の両方の話を私なりに丁寧に聴いていくと「休む」ことのテーマはとても重要な事。
そして、意外と認識が双方で違っていたりするのです。私自身がサラリーマンが長かったこともあり、ついつい雇われている側の気持ちに深く共感してしまうのだけれども、一方、雇う側が「休ませない」という思いでやっているわけでもなく、ただそれが伝わっていない現実もあったり。
私自身は、間に立つこともあれば、少し離れた位置にいる存在。だからこそ、意外と齟齬が生じることはお互いでテーマにすらなっていない、「わかっているだろう」という暗黙知で進んでいるなと。そんな風に感じるのです。
遠慮する、空気を読む、それが働く人のマナーでもあるかもしれない。しかしそれが行き過ぎてしまった時に、続けていて苦しくはないだろうか。
続けたいなら、疲れたと感じたら、我慢しないで休むこと。
BTSの活動休止宣言をファンではない私が受け取ったメッセージです。
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