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死語現禁

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消えて行く言葉達の供養塔です。
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【死語現禁】『死語現禁を始めようと思ったわけ』

言葉の供養塔 言霊(ことだま)という言葉があります。 言葉に宿っている不思議な霊威(広辞…

北楠清名
3年前
66

【死語現禁】314.宿六

(日:やどろく) 宿の主人、すなわち亭主を親しみ、また卑しめていう語。(広辞苑第七版)<…

北楠清名
7日前
97

【死語現禁】313.夜討ち朝駆け(営業)

(日:ようちあさがけ) 俗に、記者が取材のために深夜・早朝に相手の家を訪問すること。(広…

北楠清名
7日前
75

【死語現禁】312.一番風呂(家庭)

(日:一番+風呂)沸かしたばかりで、その日初めて人が入る風呂。新湯。(広辞苑第七版)<用…

北楠清名
1か月前
222

【死語現禁】311.アベック(恋人)

(仏:avec) (前置詞で「・・・とともに」の意)男女、特に恋人同士の二人づれ。(広辞苑第…

北楠清名
1か月前
160

【死語現禁】310.日和見主義(ひよりみしゅぎ)

(日:日和見+主義)形勢をうかがって、自分の都合の良い方につこうと二股(ふたまた)をかけ…

北楠清名
1か月前
101

【死語現禁】309.家長

(日:かちょう)一家の長。戸主。(広辞苑第七版)<用法> 「俺は家長だから、財産は全部貰う」 「お前、家長の言う事が聞けないのかよ!」一郎はそう言って、妻の光代を蹴り倒した。<解説・思い出> 家制度があった時代から、つい僕の父親世代ぐらいまでは非常によく使われていた言葉です。 家制度自体は戦後廃止されたようですが、家長という慣習や言葉は、かなり長く民間に残っていたと思います。 家長は父親で、次の家長は長男が引き継ぐ。財産も長男が引き継ぎ、女性や次男以下は僅かな分け前を貰う

【死語現禁】308.蝙蝠傘(こうもりがさ)

(日:蝙蝠+傘) (開いた形がコウモリに似るからいう)西洋風の傘。鉄の骨に布を貼って、柄…

北楠清名
2か月前
165

【死語現禁】307.癪(病気)

(日:しゃく)(国字)ここでは、種々の病気のよって胸部・腹部に起こる激痛の通俗的総称。さ…

北楠清名
2か月前
109

【死語現禁】306.腕時計カレンダー(アルミ)

(日:腕時計+英:calendar)腕時計につけるアルミ製月暦。<用法> 営業中の取引先から、「…

北楠清名
3か月前
201

【死語現禁】305.紅顔

(日:こうがん)女性の麗しい容貌。また、年若い頃の血色のつやつやした顔。(広辞苑第七版)…

北楠清名
3か月前
153

【死語現禁】304.インクリボン(ワープロ)

(英:ink+ribbon) (和製語ink ribbon)タイプライターやプリンターに用いる、インクを吸着…

北楠清名
3か月前
123

【死語現禁】303.おさかん

(日:御盛ん)「さかん」を丁寧に言う語。特に性欲旺盛なさまを揶揄して言う。(広辞苑第七版…

北楠清名
4か月前
243

【死語現禁】302.旅烏

(日:たびがらす)①定住する所なく旅から旅へ渡り歩く人。②他の地から移って来たよそ者をいやしめていう語。(広辞苑第七版)<用法> 「俺は旅烏だから、同じ場所に住んで同じ仕事に就いてると、体中が『他に行きたい』ってうずくんだよ」 初めての寄り合いで健太郎が発言すると、副会長が会長に「旅烏のくせに、生意気言ってますな」と耳打ちした。<解説・思い出> 僕が若い頃までは実際に使う人がいたような記憶があります。 また、テレビや文章でも見聞したような記憶があります。 ただ、当時から江戸