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ぼくの目
2022年9月11日 12:37
ぼくの目は、割れた器と破片の間をつないだ。人生を豊かにするものは何か建築や都市について考える日々だけれど、日常の小さな出来事の積み重ねが、そこに創造性ががあるかどうかが人生の豊かさにつながる、と思う。金継ぎと出逢ったやちむんが割れた。少し前から興味があったことだけど、何かカタチをつくりたい欲求にかられて、金継ぎをやってみた。現代風金継ぎ、というやつだ。深い。繕うということは
2021年8月14日 18:15
もう何年か前の話。ぼくの目は、日光の戦場ヶ原あたりを歩いていた。ふと思う、この湿原はやがてどうなるのか。そもそもどこへ向かっていくのか、と。約2万年前の火山活動がきっかけに長い時間をかけて変化し続け、今、"たまたま湿原"であるのか。それともこれが"終わり"なのか。stay home 生活で、また少し考えてみた。この夏の自由研究。答えはないけど。森林の教え都市は、まちはどこへ向かっていくのか。
2021年5月3日 12:32
ぼくの目が、千住のまちの空間構造について、見て、歩いて、考えてきたこと。少しまとめてみます。江戸、東京、千住江戸四宿のひとつとして栄えた千住は宿場町。1625年に建設され、日本橋から2里(約8km)に位置する初宿。日光街道、奥州街道へ続く江戸の北の玄関。隅田川の舟運が盛んで河岸と街道が交差するため、たくさんの人やモノが行き交った。約400年後の現在。舟運が鉄道に変わったものの、時代の変化
2020年8月14日 22:17
ぼくの目は、地図と頭の中にある千住を行ったり来たり。江戸時代、千住は宿場町。江戸四宿のひとつとして栄えた。1625年に建設され、日本橋から2里(約8km)に位置する初宿。日光道中、奥羽道中へ続く江戸の北の玄関。たくさんの人やモノが行き交う、まさに千住は「通り」のまち。今、わずかに残る建物や蔵は、その時間をつなぎとめているかに見える。よく目を凝らしてみると気づくことがある。「通り」に面す