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テンバガーの経験を考察する

2021/9/21  約5年前に子どもNISAで購入したベイカレント・コンサルティングの株を遂に売却した。

中国恒大のニュースがざわざわしたので「えいっ」と思い切って売却。

買:2017/1/24  1,201円×100株=120,100円(a)
売:2021/9/21  60,500円×100株=6,050,000円(b)

記念写真パシャリ。

キャピタルゲイン:5,929,900円((b)-(a))
買い値の約50倍((b)/(a))で売却した計算だ。

テンバガーを通り越し、50倍という多分、後にも先にもないであろうこの稀有な経験あらゆる視点で考察として書き留めておきたい。

ちなみに、ベイカレント・コンサルティング売却後の再投資を妄想したこちらの記事も興味ある方はどうぞ、どうそ。

妄想してみる|ボヘミア―ノ #note #お金について考える https://note.com/bohemiano/n/ncdfe96836066

テンバガーの語源

ところで、テンバガーって語源はなんだろうか?

yahoo financeの掲示板やネットでよく見る用語だけど、改めて調べてみた。

テンバガー(Ten Bagger):ウォール街の業界用語(スラング)に由来し、株式投資において、10倍株(大化け株)のことらしい。
元々は、野球用語で、1試合で10塁打と驚異的な数字をあげることを意味し、それが転じて、株式用語では、株価が10倍になるくらい爆発的に上昇する銘柄(または上昇しそうな銘柄)を意味する。

ウォール街のスラングとは、知らなかった。

前置きはこれくらいにして、本題に移る。

視点①「イェーイ、やったぜ」なのか?

実はこの銘柄、100株だけを温めて持ち続けたかというとそうではない。
売買履歴が確認できる岡三証券で調べた限りだと、2016~2019年で売買を繰り返していて、その際のレンジは約1,700~3,800円

22回の売買を行い、税金や手数料を引いて20万円くらいの利益を出した。まさに、この時は、ウェイウェイ状態だったけどこの株が本気で上昇するのはまさにこの後だったとはつゆ知らず。

もし、持ち続けていたら?と考えると計算方法にもよるが概算5,000,000円の機会損失が発生している。

そう思うと、単純に「イェーイ、やったぜ」とは言えないシビアな現実だ。

視点②再現性を見出せるか?

株の本とか個人投資家のブログは成功体験に偏りがちだけど、私の経験でも実はテンバガーを狙って含み損をかかえる株もある。
メタップスがその典型だ。

テンバガーとなる法則を探し、銘柄を特定できればまさにFIREなんて簡単なのであろうがそうはいかない。
視点①でも書いた通り、テンバガー達成するとは決して思っていなかった。

視点③60,500円が天井だったか?

これも、将来の株価がどうなるかなので難しい。
というか分からない。
中国恒大のニュースが引き金を完全に引いたけど、昨日利払いを終えて、相場全体も反発しているし、62,000円くらいで推移している。
元々、50,000円で売却を迷ったことを考えたら60,500円は上出来だろう。

本当は分割を控えていると予想するが、もはや分割期待ごときで上がるとは思えず、むしろ分割を仮に発表したら下落局面を迎えるのではないかというのが私の予想。

視点④SaaSじゃなくてもテンバガーはありうる

テンバガーになるというのは業績が急成長する必要があり、DXがバブバブしているとはいえ、コンサル会社のビジネスモデルでまさか、ここまで業績と株価が上がるのは完全なる想定外だった。

なぜ50倍になったか、結果から原因を細かく考察することも貴重なナレッジになりそうだ。(誰かやって欲しい。)

視点⑤次のテンバガー候補たち

私が現在保有している銘柄しばりでテンバガー達成してくれよ銘柄は以下の通り。

■エアトリ
・平均取得単価:1,672円/700株
・9/22時点終値:3,325円
・(根拠なき)根拠
成長性と私の直観。ビジネスモデル的にもかなりポテンシャル高い。

■スノーピーク
・平均取得単価:1,592円/500株
・9/22時点終値:5,900円
・(根拠なき)根拠
主力事業であるアウトドアギアが伸びているのと、本質的な価値を世の中に提供していて、かつマネタイズできている。
株主でもあり、ユーザでもあるが、中々いい値段設定だし、ブランディングも素晴らしい。
また、多方面に投資やコラボもしていて、これらの事業が収穫期になれば、すごいことになる。(当然、投資要素があるのでうまくいかなければ逆のインパクトもでかいであろうが。)
https://www.snowpeak.co.jp/news/p20210915/?utm_medium=home_press&utm_source=smartapp

サイボウズ
・取得単価:523円/100株
・9/22時点終値:2,489円
・(根拠なき)根拠
SaaS成長性もそこそこ。
また、会社のもつ独特な文化とその発信力にも世間の注目度が高い。
はたから見てもいい会社間が漂っている。

成長性だけでピックアップするなら、グッドパッチGA technologiesとかも本来であればここに入れたいけどPERがお高めな状態で購入しているのでやむなく除外した。

まとめ

色々書いたけど、株も人生も同じで、あまり「テンバガーこい!」と念じるのはあまりよくなく、あくまで自分の価値観とスタイルを信じて投資を行うことが大事。
テンバガーを目的化するのはよくなく、結果としてでちゃったね、くらいが一番良い。

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