インナーチャイルドとの出会い
物心ついた頃から、私は人と何かが違う、こんな自分ではダメだ、と度々思うようになっていた。
5歳前後の頃から、春生まれでおませさんだった私は、先生や同級生からも自然とお姉さん扱いで頼りにされていたし、両親からは褒められて育ったためか、"私はしっかりしなければ、良い子でいなければ"と思い込んでいた。
周囲のことを感じ取りすぎていたためか、みんなを笑わせたい、助けたい、与えたい、そんな一心で、本当は繊細で疲れていたのに無理をしていたんだろう、不登校、適応障害や鬱も経験した。
ずっと"しっかり者"で生きていた私は、くずれてしまう度に自分を責めていた。
学校や会社で他のみんなのようにやっていけないのはなぜなのか?こんなに敏感すぎる私はおかしいのか?私は社会不適合者なのか?
そんな時に、HSPという気質があることを知りとても救われる思いだった。
そして最近、自分を深く内観するうちに、インナーチャイルド、心の奥底にいた傷ついた子供の頃の自分を見つけた。
無理していたんだね、本当は誰よりも傷つきやすいのに、"良い子でしっかりしているお姉さん"でなきゃって思って頑張ってたんだね。器用に見えて、心は不器用なのに、つらかったね。
日本では仕事でも恋愛でも、私のようにしっかりした風な女は"守ってあげなくても大丈夫だろう"と放置される。
それでますます"私は強くいなくては"と自分を追い込み、傷ついたインナーチャイルドに気づいてあげられなかった。本当にかわいそうなことをしてきた。
これからは、無理をしてきた私、できないこともある私、周りと違う私を認めてあげて、解放してあげて、心に素直に生きていこうと思う。
©︎Bohemian Wonder