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小原大典「時のからだ」研究ノート

からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直…
心身の自由度と生命力を高める身体技法や視点、考え方を紹介しつつ、それらを日常生活や旅先で実践的に活…
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#シンクロ

タコの鏡像自己認知と擬態の関係

私が子供の頃から抱いて来た疑問の一つに「擬態」がある。昆虫にせよ魚類にせよ、どうやって外部(捕食者側)からの視点で周囲の環境に自らを似せることができるのだろうか? 自身の姿を外側から認識する術がない限り不可能に思えるのだが、未だ科学的に納得の行く説明を私は見たことがない。 「この世界は環境と生き物がセットになって創造されている」という風に見えるだけで、実は全て幻に過ぎないという仏教やヒンドゥー教、あるいはそれらにインスパイアされたかのようなスピ系理論を持ち出したり、全ての存

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ツォルキンの対称性と聖なる数の秩序

ツォルキンとはユカテコ語で「日の計数(勘定)」、つまり「暦」を意味する。一般には、古代マヤ文明で用いられた260日周期の儀式暦(神聖暦)を指す用語だが、古代マヤにおいてそれが何と呼ばれていたのかは、実は不明である。たまにツォルキン暦と書く人を見かけるが、それだと「日を数える暦」とか「暦暦」みたいな妙なことになってしまうので注意が必要だ。 それはさておき、「13の月の暦」の中にもツォルキンの仕組みは取り入れられている。あえて「仕組み」という断りを入れているのは、数えている日付

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エジプトからの呼びかけ(9)

カルナックの第1塔門へと導くスフィンクス参道は、最初少し下り気味に傾斜しているので、第2塔門の辺りまで人が溢れている様子が見て取れる。人波に飲まれるようにして進んで行くと、大列柱室の巨大な柱の数々が眼前に迫って来て、その迫力に圧倒される。しかし、ガイドのムハンマドは、その途中で側面から外側に出て、外壁面にあるセティ1世勝利のレリーフの説明をした後、思いがけない方向に歩き始めた。 *本記事は2010年7月30日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.30に掲

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パカル王と銀河の地球家族

明日、西五反田のアネモネセミナールームで開催されるワーク【「13の月の暦」で銀河意識の扉を開く】は、当初、違う日程で予定されていた。諸事情で主催者サイドから変更が打診され、新たに決まった日程なのだが、この日に向かって何かとてつもない引力が働いているのを感じていた私は、昨夜、眠りに就く前に日付の関係性についてツラツラを思いを巡らせていた。そして、そういう事か!という閃きがあった。 新月で迎えるKIN255(8・鷲)は、パカル王と深い関係がある日付で、明日から3日間のサイ時間も

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仙骨法身放射点

脊椎両側の筋肉を、首の付け根付近から仙骨付近まで適切な強さと速さで連打する心身調整法を「爽快オラオララッシュ!」と命名し、毎朝の日課にしてから9〜10ヶ月ほどが経つ(Lと交代でお互いに行う)。 命名の由来については少し前にUPした【爽快オラオララッシュ!】を参照頂くとして、その終盤に「断食後にあった大発見によって爽快オラオララッシュ!は劇的な進化を遂げ、今は、その頃とはまた違う感覚で行っている」と書いた通り、ここ3ヶ月は質的にも違ったレベルのものになり、お陰で私たちは体調を

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神々の故郷ネパール(5)

KIN119(2007年9月29日)は、小雨の中、朝からカトマンズ中心部にあるダルバール広場へと向かった。旧王宮を囲むようにして、「クマリの館」(女神クマリの化身と信じられている少女が住む)や「カーラ・バイラヴ像」(シヴァの化身のひとつで、この像の前でウソをつくと即座に死ぬと信じられているらしい)など、見所は沢山あったが、私は、寺院や像の前に群がってお供えやお祈りをしている人々や、広場の一角で動物(捧げ物だろうか・・)を解体している男性達、野菜を仕分けしている女性達、傘を差し

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雷龍の国ブータン(3)

チベット仏教圏で絶大な人気を誇る伝説的成就者パドマサンバヴァが、虎に跨って飛来したというブータン王国最高の聖地「タクツァン(虎のねぐら)」を目指した旅もついに佳境に。切り立った崖っぷちにへばり付くように建てられた寺院の標高は3000mを超える。その寺院の中で最も重要な部屋は「しゃべるパドマサンバヴァ像のある部屋」だと言う。 *本記事は2008年2月18日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.16に掲載された記事を一部修正したものです。

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