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もりみつ
2025年2月17日 02:23
流れゆく季節の中で 散っていった幾億の花 失われたものは数知れず 気付いてさえもらえない 永遠は夢の話 命はいつか終わりを告げる 無常を唄う世界の中に それでも変わらないものがあった 揺るぎない心 譲れない想い 信じ続ける 大切なもの 澄んだ瞳に 儚く強く 宿されたのは 確かな信念 吹雪く薄紅 惜春の水面に 舞い降りた花弁 重ねた心は どこへ流れ
2025年2月2日 03:19
遠く懐かしい声が聞こえた。 それは水面を揺らす微風よりも柔らかく、 昼下がりの陽だまりよりも温かく、 その心地良さに誘(いざな)われ、 閉ざされた目を静かに開いた。 昔に戻りたいと思ってしまうのは、 後悔が自分を責め続けるから。 そして、もう一度逢いたい花笑みがずっと消えないから。 流れゆく時に抗うことは許されず、 迷える時間は限られていたか
2024年12月30日 01:46
幻のような夜の話 星が哀しいほどに美しかった カーテンの内側 あなたが1人 隠れて泣いていた 閉ざされた窓 叩いてみると 恐る恐る応えてくれた 怯える瞳の奥の奥 消えない確かな想いが灯る 強く生きられなくてもいい あなたはあなたを殺さないで 負ってきた傷 隠してきた傷 その過去に 触れることはできないけれど その過去を 背負うあなたに奏でる音を 伸ばした手
2024年12月30日 01:45
この綺麗で悲しい世界で 今日も君が息をした そのことがとても痛くて切なくて 美しいと思えていた 探していたのは何だっただろう 思い出せそうで 思い出せなくて とても大切だったことは 心が分かっている 本当は何でもないようなこと でも 怖くて不安で苦しいばかりで 優しい君に優しくない世界を 塗り替えたいと願いながら 絵筆を握って どこに 何を
2024年7月31日 02:06
話せないままだった それで誰かが救われるならば 話さなくていいと思っていた 誰かの正義を守る為 演じ続けた悪役は 自分にとっての本当は 知られなくていいと口を閉ざした 語られなかった心の内 もう1つの真実を知りたかった きっとどんな英雄も 誰かの物語では仇役 悪名高い盗っ人も 誰かにとっての大切な人 恐れられ厭われ受け入れた運命 完全悪にはなりきれな
2024年7月31日 01:39
無邪気に笑いあっていたあの頃にはもう 戻れるわけがないんだと 知っているのに探してた 受け入れてしまったふりをして 綺麗なままの思い出に 縋ることはやめられなかった この手で掴めなかったものは 今もどこかで輝いていて 憧れのままだから まだ 眩しくて美しい 守りたいものは確かにあった それに支えられていた 優しい灯り 夜道を照らす まだ歩く
2024年5月5日 04:38
常に前を向いて生きていくことは とてもできそうにはないから たまに振り返ることを許してほしい 君が笑っていた 遠く儚いあの日のことを 迷ってばかりだった 立ち止まりながら見つけた景色に 大切な想い出が重なって 巡る季節の中で 重ねてきた掛け替えのない刹那 祈りの織りなす闇溶かす調べ 風光り芽吹く温もり 大切偲ぶ風鈴の音 夕日に輝く黄金色
2024年3月10日 03:31
遠き日に交わした言葉は 前を見て進むための 確かな道標となり 胸の奥 温かな場所で 今も鳴り響いていた 強く生きること 教えてくれた 傷付くことを厭わず 気高く その真心を貫き通す君の姿が 残された香り 四季を奏でる 夢幻(ゆめまぼろし)ではなく 痛みを伴い 教えてくれるは自分の鼓動 まだ在りのままの姿で生きている 大切なもの見失わないでいられるのは 雪月
2024年2月3日 09:17
目を逸らしたくなる現実 隠したかった醜い心 溶けてしまいたい優しい暗闇 真夜中 月明かりも差し込まない世界 1人 迷い込んだように 立ち尽くして 息をする 上手くいかない毎日に 疲れることにも慣れてしまった悲しい心で見た景色 止まったように時間は流れ 輪郭は曖昧に 瞳に映し出されるは 淡き泡沫(ほうまつ) 青い揺らめき 夜を泳ぐ魚たち 見上げ
2024年1月17日 04:31
どこまでも優しい君が もうこれ以上傷付かずに済みますように 願わくば 君が与えてきた以上の優しさで包み込めますように 無力なままで 烏滸がましくも思う心で 花灯りの中 浮かんだ輪郭 強く儚く凛とした横顔を見つめていた 心の中 流れているのは懐かしき いつしか奏でた琴の音 想う度 静寂に広がる 柔らかに響む 玲瓏たる音色 繰り返し 手渡してくれた
2024年1月15日 04:23
それは淡い光の中で 今にも溶けて消えてしまいそうな 透き通った笑顔だった 不確かなようで確かな温もり 残してくれた 飾らない言葉 心はいつも 優しい温度で 透明な唄を歌っていた 光を受け止め仄かに煌めく 雫は静かに木の葉を伝い 言の葉になりきることのできなかった想いを落とす 知らなければ傷付かずに済んだ本当 知りたいと望んでしまった 目を逸
2024年1月14日 04:00
流れゆく時 巡る季節に 二度と訪れぬ今を想う 数多の哀しみ 見てきた両目は 綺麗だけでは表しきれない 四季の移ろいも知っている 消えない痛みは抱えたままで 現実 変えられぬままで 生き方は自分で選び続けてきた その中で出逢ってきたもの 今 目の前に広がる景色 秋隣り 粧い始めた山包み込む 夕焼けの空に混ざり合う 確かに心動いた瞬間 仄かに染まる 幾
2024年1月14日 03:58
音はついていないままですが、歌詞として綴ってきた文章を少しずつ置いていこうと思います。少し長すぎるものが多いと思いますが、いつかきちんと形にできればいいなと思います。 誰か1人 追いつけなくなり苦しんだとしても 止まってやくれないこの世界の中で 今日も静かに息をした 時計の針が0時を指した 眠るように閉じられた瞳 夜の帳は下りきっている 心に灯った火は