絵本の世界は大人の理想?
昔から絵本が大好きだった。
子どもに英語を教える仕事をして1番楽しかったのは、絵本の読み聞かせ。
絵本を開く時、ワクワクする。
そんな絵本を作ってみたいとはずっと思っていたけど、去年…
「絵本作家になろう。」と決めた。
やっぱりやーめた!って諦めたくなかったから逃げられないように会う人みんなに絵本作家になりたいんですって言いまくった。
イラスト用のインスタアカウントも作って
もう私を知ってる人みんなが私=絵本作家目指してると分かるように。
去年からたくさん絵本を読んだ。
そして最近生まれた違和感。
当たり前だったけど今さらなんか違和感が出てきたこと。
絵本の世界は、動物や物が喋ったりする。
実際怖い動物も悪役じゃない限り、可愛くて優しい。
おかしくない?笑
例えば…テディベアのぬいぐるみのイメージってこんな感じだと思います。
私も子どもの頃持っていました。
けどちょっと待って。
熊って大きくて怖いですよね?
実際、絶対出会いたくない動物!
こんな感じでしょうか?
いや、もっと怖いですよね。
私のゆるい絵では怖さが足りていません。
絵本は、私たち大人の「理想の子どものイメージ」を基準に作られたものが多いんじゃないか?
可愛くて
フワフワしてて
優しくて
そういうイメージ。
けど大人が十人十色なのと同じで
子どもにも個性はもうあるし、
大人が思っている以上に子どもは現実を分かっている。
私は子どもの頃、ディズニーランドのプリンセスやミッキーが嫌いだった。
ケッ。偽物のくせに!
って思っていました笑
ジャスミンのお腹が少しぷにっとしているのをみて…「本物は信じられないくらい細いんやぞ!」て思っていました笑
セーラームーンがどうも納得いかなかった。
なんでセーラームーンが変身している間、敵は攻撃せず待っていてくれるのか?
語彙などが足りなくて表現できないだけで
子どもの考えてることは大人と差して変わらない。
けど子どもには、
可愛い空想の世界を信じていてほしいと思う大人たち。
その大人の理想が詰まったのが絵本なのかもしれない。
それが悪いとかやめるべきって言いたいわけじゃなくて…そう考えると何でもありな絵本の世界は広いなぁ〜て話。
そこから自分の理想の絵本を作っていくのが楽しみです。
子どもの理想の絵本ってなんだろう?
私はそれを探るために子どもと話す時間を大切にしています。