記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画「きみがくれた未来」を観て

1月1日、「きみがくれた未来」という映画を観た。
英題は「 Charlie St. Cloud」。2010年のアメリカ映画で、バー・スティアーズ監督の作品だ。

キャストは、チャーリー役のザック・エフロンサムチャーリー・ターハン、テス役のアマンダ・クルーなどである。

あらすじは、

ヨットの才能に恵まれた高校生チャーリーは、スポーツ奨学金で大学進学を控えていた。しかし卒業式の夜、運転中に巻き込まれた事故で助手席に乗せていた弟サムを亡くしてしまう。自分を責め、進学も夢も諦めたチャーリー。そして、5年後のある日、高校の同級生でヨットのライバルだったテスと再会、人生を見つめ直し揺れ動くチャーリーにやがて奇跡が訪れる。

出典:Wikipedia

というところから始まる内容。

で、観終わっての感想。

悲しい出来事から、抜け出せないチャーリー

交通事故で、弟を死なせてしまった。その思いから、人が変わってしまったチャーリー。そして、弟と約束していた時間になると、死んでしまった弟に会いに行くという日々。それまで、続けていたヨットにからも離れてしまい、墓地で働く生活を続けていた。
戦場で亡くなった友人の幻を見たりと、精神的にも、前に進めなくなっている。人は、自分の想像を超えるような悲しい出来事に遭うと、先に進めないような精神状態になってしまうのかもしれない。

テスは、チャーリーに助けられたが、逆に彼を助けた

高校時代にヨットのライバルでもあったテス。時が経ち、そのテスがヨット界では注目の人となっていた。世界一周単独に出かける前の、練習中に彼女は遭難してしまう。そして、その彼女がチャーリーの前に現れる。
チャーリーは、テスと恋に落ちる。でも、その彼女は実施には目の前に存在しないのだ。目の前に来たテスが、実は遭難して捜索打ち切りになっていることを知る。結果的に、チャーリーは、遭難したテスを見つけ、命を助けるのである。このストーリーの流れは、一見、チャーリーはテスを一方的に助けたように見える。しかし、実はテスも、チャーリーを助けていたのだ。
未来へ進むことへの背中を押してくれたのが、テスなのである。
2人は互いに未来に向け、助け合う運命だったのかもしれない。

弟のサムも、この世の執着から解き放たれる

弟のサムとの約束を破ってしまったことで、チャーリーは弟に会えなくなる。そして弟は去っていくのだが、実はこの執着の中にいたのは、魂になり切れていない弟も同じであった。
そしてそれが解き放たれたとき、弟はようやく魂に戻る。
その時の、うれしそうな笑顔が印象的であった。
そう、執着は何も生まないのだ。それを捨て、未来に向けてセーリングすることが、人生そのものだと感じるのである。

個人的には、ヨットレースのシーンが楽しい

この映画は、ヨットが出てくる。
ボクも若い時にヨットに乗ったことがある。
そしてウインドサーフィンのレースにも出ていた。
なので、この映画の感じ方が少し違うかもしれない。
最初のレースシーンにワクワクし、青春時代を思い出してしまった。
海に関わる人なら、この気持ちがわかる映画かもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集