映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」を観て
11月4日、「新感染 ファイナル・エクスプレス」という映画を観た。原題は「부산행」。2016年の韓国映画で、ヨン・サンホ監督の作品だ。
キャストは、ソ・ソグ役のコン・ユ、スアン役のキム・スアン、ソンギョン役のチョン・ユミ、ユン・サンファ役のマ・ドンソクなどである。
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あらすじは、
ソウル発プサン⾏きの⾼速鉄道KTXの⾞内で突如起こった感染爆発。疾⾛する密室と化した列⾞の中で凶暴化する感染者たち。感染すなわち、死ー。そんな列⾞に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう⽗と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして⾼校⽣の恋⼈同⼠・・・果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか―?⽬的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる。彼らの運命の⾏き先は・・・。。と、いったところから始まる内容。
で、観終わっての感想。
恐いけれど、おもしろい
映像も、内容も、恐い。でも、おもしろい。何だこの映画?という感じである。ハリウッド映画とも違う、韓国映画の独特な表現。そして、言葉が少し日本語に近いせいか、何だか入り込みやすい。
何がおもしろいのか?明確に言えないのだが、おもしろいのだ。
それしか言いようがない。
どうなっちゃうの?ハラハラドキドキの展開
展開が、おもしろい。
先が読めない。誰が生き残るのかが、最後まで想像できない。
そんな、ハラハラドキドキの展開の映画である。
臨場感もあり、CGのクオリティが高い。
恐るべし、韓国映画という感じである。
感染したことで、自ら大切な人と別れる人々
噛まれると、すぐに感染する。なので、大切な人を守るために、噛まれたら、自ら大切な人と別れる選択をする。
妊婦の妻ソギョンの夫は、電車内で感染者たちと戦う際に、噛まれてしまう。
そして、一人でドアの向こうの感染者と対峙しながら、ソ・ソグにソギョンを守ってほしいと託して、感染者たちと最後まで戦うのである。
また、そのソ・ソグも、プサンへ向かう乗り換えの電車で、感染者と戦う際に噛まれてしまう。
そして、娘のために、その電車から飛び降りるのである。
恐い映画の中に、このような愛の場面をちりばめているところがいい。
この後どうなっちゃうの???
この映画のラストシーンで、トンネルを歩くスアンとソギョンから軍隊に射殺されそうになる。射殺命令は下るのであるが、スアンが歌う「アロハ・オエ」が聞こえ、射殺を免れるのである。
何とも、この「アロハ・オエ」が切ない。
南国の太陽のもと聞きたい曲が、絶望の薄暗いトンネルの中で響く。
この後どうなっちゃうの?という場面で、映画は終わるのである。
調べると、この映画の続編がありそうである。
また続編も、見よう。そう思った週末であった。
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