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映画「ゼイリブ」を観て

11月6日、「ゼイリブ」という映画を観た。原題は「They Live」。1988年のアメリカ映画で、ジョン・カーペンター監督の作品だ。

キャストは、ナダ役のロディ・パイパーフランクキース・デイヴィッドホリー役のメグ・フォスターなどである。

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あらすじは、
世は貧富の差が激しく、失業者が増える一方だった。しがない肉体労働者で、流れ者のナダ(ソフトによってネイダとも発音・表記)は、ある都市に流れ着いた。建設現場で知り合った男・フランクに誘われて、都心の自由教会が所有する空き地に設けられた、家のない貧民たちのキャンプに住み込むようになった。1台のテレビだけがキャンプ地の人々の唯一の娯楽だったが、そのテレビはたびたび電波ジャックに悩まされていた。決まってヒゲを蓄えた男が画面に現れ、次のようなことを言い始めるのだった。「我々の暮らしている世界は、『彼ら』の発信する信号により、人工的な仮眠状態にさせられています。彼らは抑圧的な社会を作り上げています。彼らの目的は人々を物質主義者に仕立て上げ、自分たちの正体を詮索させないため、我々を欲に狂わせて、『奴隷』にしているのです……」
というところから、始まる内容。

で、観終わっての感想。

かなりの風刺映画だが

かなりの風刺映画だと感じた。
ここまで極端ではないが、少なくとも今の世の中は、
これに近いものがある。
この映画に、たどり着けない人も多くいると思う。
ひとまず、たどり着けてよかった。
ただのオカルト的な映画で見る人と、そうでない人と、
分かれる映画だと思う。

真実は、何なのかを問いかけてくれる

真実とは何なのか?
映画の中で、観賞者に問いかけてくる。
古い映画ながら、今生きるこちらに問いかけてくるのだ。
目の前にあるのは、本当に現実なのか?
それさえも、考えなければ、
疑問さえ持たずに生まれて死んでゆくということだ。

それでも、現状を変えない人がたくさんいる

たとえ、それに気づいても、現状を変えない人もたくさんいるのだ。
それどころか、そちら側に加担する人さえ出てくる。
そちら側は、巧妙な手法で、こちら側を洗脳し、
そのように持ってゆく。
映画の中のこととはいえ、現実にも起こりうることだと感じた。

1988年に、気づいている人は気づいていたということ

今は、2022年。
36年前に、気づいている人は、気づいていた、ということだ。
ここ数年の、はやり病。
何かおかしいと、気づいている人は、相当数いる。
でも、1988年に気づけていた人は、どれだけいたのだろう。


表現の仕方は違えど、
今の世の中を、暗示しているような内容である。

今あらためて、観る価値はあるかもしれない。

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