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産まれてこれなかった双子の妹の話

怖くない話を書きます。すこし不思議 っていうぐらい。

性善説というものがあるそうですね。ヒトは生まれながらにして基本的に善であるという説だそうです。で、その反対が 性悪説という、ヒトは生まれながらに悪だという説。他にはあんまり聞かないけど、性白紙説(性無記説)っていう、生まれながらヒトは白紙だよという説もあったりするけども、それらってみんな ”生まれながらにして” って言ってますわね。

ワタシがステップファミリーという、再婚家庭なもんで、いろいろありまして、長女のかたが何人かいます。で、いろいろあって今一緒に住めていない1人の長女は、おなかの中にいたときは、双子ちゃんでした。

ワタシのじいさんが坊さんの家系だからなのか、小・中学生の頃に住んでいた家がオバケ屋敷だったからなのか知りませんが、ときどき変なチャンネルの電波を受信することがあって、見えてはいけないモノが見えてしまう時が昔ありました。ワタシが20歳前後ぐらいまでだったかな、言うてときどきですよ。エピソードとして3個ぐらい。今は全っ然見えない。信じてもらえないでしょうけども。

バニシングツイン
おなかの中で妹と一緒だった長女さんは、期せずして1人になります。バニシングツインという、「双子のうちの片方が妊娠初期の段階で、お腹のなかで亡くなり、消えたように見える現象」のことをいうことが起こったようです。双子(ツイン)の片方が、お腹のなかで消える(バニシング)ように見える現象とのこと。まぁー、えらいショッキングな名前をつけたもんです。バニシュ。

途中ですけどちょっとまとめますと。はい。

  • 昔は時々へんなものが見えていた

  • 双子のうち、妹は産まれてくることができなかった

  • ヒトは、生まれ出なかったら、性格が無いと思いますか

ところで、昔、そこはかとなく見えていたサムシングですが、今は見えませんし、知りません。科学的にはまったく証明されないそんなうすら怖いサムシングたち。脳科学的には、脳の疲れかもしれないそうですね。映像が脳に投影されたりして、疲れたりしているときは、見えちゃうと、脳が判断しちゃう。みたいな。

ワタシの場合、もう一切見えなくなりました。見えるのは無くなりましたが、こっそりと残っている変な知覚は、”誰もいないのに、ときどき誰かに背中や腕をトントンされる”ことぐらい。やー、これ、変な奴と思われるっしょ。ねー。要はこれも脳や筋肉の疲れなんでしょうね。きっと。科学的には。でもワタシは、科学者のかたには阿呆と思われるかもしれないけど、ときどきイモウトさんが遊びに来ているものと思っています。ほんで背中をトントンするもんだと信じてる。これに関しては阿呆で結構なんス。

おまけのミラクル
実はちょうど、お姉ちゃんが産まれたときから、ワタシ 誰かに背中トントンされるようになって。あの頃はなんで筋肉こんなにケイレンするのかと思ってたんですよ。まったく。

で、実は、産まれたばかりのお姉ちゃんは、これは内緒の話なんですが、心臓の中に、小さな穴が開いていた。外に穴じゃなく、心臓の中の、カベに穴。こう、穴があるということは、フレッシュな血液と、疲れた血液がまざってしまう状態にあったということのよう。ええ、聞いたことあります?どうです?どうなんですか、そういうのは、よくあることなんでしょうか。ワタシはもちろん初めてのケースですし、あんまり聞かないですし、がたがたしてお医者さんに聞くと。お医者さんは「まぁ、こういったところは、まぁ、こう、ね。成長でふさがるのも まぁー よくある話ですから」っていう。そうなのかな、まぁお医者さんが言うならそうなんでしょう。

この話も信じてもらえないと思いますけども、ある日、トトトン、っていうトントンがあったのです。ほんでまぁーそのあと、お医者さんいったら何でかわかんないけれどもそのお姉ちゃんの心臓の穴がふさがっててね。

お医者さんがそれ見て「奇跡だ。。」って言ったの。
聞き逃さなかったですよ。


だから、誰に信じてもらえなくてもいいんです。
トトトンっていう コミュニケーションの方法があるんです。

なんかね、こういう、この手のやつは怖い話だけじゃないんだよ、というところを書いて、伝えてみたかったんです。

ね。



#眠れない夜に


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