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1minute七十二候 寒蝉鳴 (ひぐらしなく)

立秋<次候>
8月12日から8月16日頃

日が沈みだすころから鳴く”カナカナカナカナ…” というヒグラシの声を聞くようになりました。ヒグラシの鳴き声は、どこか涼しげな、そして過ぎゆく夏を思ってどこか切なくも感じます。 蝉の多くは夏の季語ですが、ヒグラシはツクツクボウシと共に秋の季語に分類されています。

またこの時期はお盆にあたります。夏の甲子園や、阿波おどり・郡上おどりなど全国各地で夏の風物詩イベントが開催されますね。盆踊りがある地域の方も多いのではないでしょうか。
盆踊りは、お盆の時期に戻ってくるご先祖様の霊をお迎えし、見送るための伝統的な行事です。この習わしは、鎌倉時代に広まった祓いや死者の鎮魂を願う念仏踊りが、祖先を祀るお盆の風習と結びついて生まれました。三味線や太鼓、笛などの音楽に合わせて、みんなで輪になって踊るスタイルや、阿波おどりのように列を組んで踊り歩くスタイルが各地で受け継がれています。盆踊りは、日々の災いを祓い、ご先祖様への感謝や生きる喜びを分かち合う踊りでもあります。年齢や性別に関係なく、ご先祖さまも みんなで一緒に踊って、楽しいひとときを過ごしましょう。

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七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


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