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さみしい夜にはペンを持て
2023年最後に読んだ本は、
「さみしい夜にはペンを持て」
これについて書かないと今年終われないと思って。
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普段はKindle派の私も、本屋で素敵な絵の表紙を見て、
これはリアル本で買わなきゃ、と思いました。
著者は、私の大好きな本「嫌われる勇気」を書いた古賀史健さん。
今年最後にして最高の一冊でした。
「日記」「書くこと」を題材にした、
本当にたくさんの大事な気付きと学びを得ることができる本です。
古賀さんは、この本を13歳に向けて書いたんだそうです。
今の時代を生きる子供たちに読んで欲しいなあと思いつつ、
私は両親に薦めたいと思った。
大人こそ読むべき一冊だなって。
自分との関係性を構築することがどんなに大事なことか。
自分と対話するってどういうことなのか。
ちょうど、一つ前のnoteの記事で、「過去の自分に励まされた」ことを書いたのですが、この本にまさにそのことについて書かれていた章があって。
どんな秘密の日記にも、読者は必ずいる。
「未来の自分」という読者が。
過去の日記を読み返した時に、真剣に生きていた「あの時の自分」と向き合うことになる。
その時きっと、自分のことをちょっと好きになれると思う。
それは書き続けた者だけに与えられるギフトなんだよね。
人はみんな、自分のことをわかって欲しくて。知って欲しくて。理解して欲しくて。
その欲求って誰しもが持ってる強い強いものだと思うんだけれども、
でも一番自分のことをわかって欲しい相手は、
家族でも、友達でも、パートナーでも、他の誰でもない、
自分自身なんだよね。
だって、この世の一番の謎は、”自分”なのだから。
人は一生をかけて、自分というものを理解しようとする。
日記は、その謎を紐解く地図となる。
文章を書くことだけではない。
音楽を創ること、絵を描くこと、写真を撮ること。
全てが自分との対話なんじゃないかって。
あの時自分は、何を思い、何を考え、なぜその感情になったのか。
全てが自分との対話で、「祈り」なんだって思う。
だから、
さみしい夜にはペンを持て。