初恋という狂気の日々 第五十四章
第五十四章 偶然の出会いは突然にそうして 月日は過ぎて入試の日となった。
当日 私は緊張より、さっさと終わってくれ という気持ちの方が朝は強かったし、この頃は最後の勉強漬けだった為か絢辻さんのコトは頭の中から抜け落ちていた。
入試会場に行くため、朝早く電車に乗り込むと近くに愛嬌さんがいた。
ちなみに愛嬌さんと私は志望校が同じだ
私は愛嬌さんに話かける 「今日の入試頑張ろうな」
愛嬌さんは笑顔で返答する「うん やっと勉強漬けの毎日から解放されるね〜」
私は頷く そうして数駅