「ぼくの世界」[2022年01月20日]フェデリコ・フェリーニと「道」と「山猫」
今日の数字:フェデリコ・フェリーニに関する「5877」
今日ぼくは、数字の「5877」を手に入れた。
ぼくは、世界に 76 ✕ 76 = 5776個のセルを並べた。
差分:101
累積貯数:26,749
おなかがいっぱいになったぼくは、
なんだか少し退屈になってきた。
それでぼくは、ブロック遊びをしようと思う。
これが2022年01月20日の「ぼくの世界」。
ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。
どうも、「N」です。
フェリーニ監督というと「N」は『道』を観ました。
暗い。『自転車泥棒』と同じくらい救いが無い。
でも、良い。
良いけど、一度は見ておきたい映画だけど、一度見たきりです。
粗野で無知な男ザンパノを演じたアンソニー・クインが良かったです。
同じくネオリアリズム映画で有名な作品、
ルキノ・ビスコンティ監督の『山猫』も観ました。
これは長い。
でも、良い。
よく覚えてませんが、『我々はいつか「地の塩」と呼ばれるだろう』みたいなセリフがあって、「地の塩」ってなんだろう・・・って思いました。
なんか「歴史の中で良くも悪くも必要だった存在」とか「国の礎」みたいなものの事かな?と思ってました。
そしたらこれは聖書からの引用で、『マタイによる福音書』の「あなたがたは地の塩である」由来とのこと。
「塩は腐敗を防ぐ。だから塩のように純正で、社会の規範になりましょうね」という教えらしい。
ちょっと、思ってたんと違った・・・。
『山猫』では、クラウディア・カルディナーレが、思いのほか良かったのが印象的でした。
アイドル女優だと思っていたので。
これ以降、クラウディア・カルディナーレはヴィスコンティ映画の常連になります。
バート・ランカスター演じるところのサリーナ公爵家の紋章は『山猫』。
もうじき貴族(山猫)の時代が終わり、金持ち平民の時代になる。
そういう時代の狭間に貴族として生きる哀しさみたいなものが、美しい映像で繰り広げられておりました。
それじゃ、また明日。
■「ぼくの世界」のご案内
「数字」と「ドット」でつづるイラスト+エッセイ・シリーズ「ぼくの世界」へようこそ!
「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。
「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。
四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。
そして「N」が、今日の数字にまつわるちょっとした一言をしゃべったり、しゃべらなかったりします。
始まりはたったひとつの点。日々、数字を獲得してどんな「ぼくの世界」を創ってゆくのか。「ぼく」も「N」も試行錯誤中!!どうぞ、お楽しみに!
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