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たぬきの日記
2019年12月26日 01:16
冬は色の少ない季節。街のネオンの色どりは変わらないはずなのに、常に一枚の擦り硝子を通したような、鈍色をしている。公園もそうだ。人工的な緑の芝生、均一な濃緑を湛えた街路樹、時々アルビノの灰色の鳩たち。そんな中に、南天のような赤い実をつけた木だけが、見上げたときに唯一の色彩を持っていた。冬の日差しは昼を回っていないにも関わらず、夏の夕方のような、夜がやってくるときの憂愁をたくわえている。居酒屋
2019年12月22日 17:55
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2019年12月20日 01:23
久しぶりに学部時代の大学のキャンパスを訪れた。渋谷の街は最近また新しいビルもできて、ところどころ変わっているのに、全体としてはずっと変わらぬ風景のなかで人の群れがうごめいていた。数年前には毎日歩いていた道も、しばらく訪れなくなれば体も忘れ、無意識でいると方向感覚を失った。路地裏を抜けると、補導をする仕事の人たちが道端にうずくまる青年二人に話しかけていた。みな白髪の老人で物腰柔らかそうな人であっ
2019年12月5日 00:28
中村一般さんの個展に行った。かねてより好きなイラストレーターさんで、個展は二回目。ご本人に会うのは初めて。とても緻密で優しい絵を描く人で、その絵は何時間見ていても飽きない不思議な魅力を持っている。何時間もというのは比喩でもなく、本当に何時間も見ていた。いちばん好きになった絵がこれ。ondoというこのスペースはもとは民家で三年前くらいからギャラリーとして使っているらしい。シンプルだが落
2019年12月1日 01:56
もう11月も終わってしまった。人との世間話の中で十中八九、もう今年も終わりだねという話になる。皆がどれくらいそれを深く感じているのかは甚だ疑問だけれど。僕はそうでもない。ただ、時期が時期ということもあり、インフルエンザの予防接種を受けてきた。注射をするだけなので、別に掛かり付けの病院にする必要もなく、比較的空いている診療所に向かった。土曜日ということもありそれなりに人はいたが、おそらく全